元歌舞伎町ホストのユーチューバーが同居女性を刺殺したヤバイ背景 | FRIDAYデジタル

元歌舞伎町ホストのユーチューバーが同居女性を刺殺したヤバイ背景

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送検される西容疑者(中央、グレーのジャージ姿の男性)。「リアルスーパーサイヤ人紅覇」の名前でたびたび動画を投稿していた
送検される西容疑者(中央、グレーのジャージ姿の男性)。「リアルスーパーサイヤ人紅覇」の名前でたびたび動画を投稿していた

「早く、早く来て! 助けてください!」

異様な通報だった。7月15日朝7時ごろ、わずか4分間の間に女性が悲痛な叫び声をあげながら4回も110番。警察官が現場の東京・板橋区のマンションに駆けつけると、女性は玄関で血だらけになり倒れていたーー。

亡くなったのは、マンションに住む西智子さん(51)。智子さんの背中などを包丁でメッタ刺しにし、殺人容疑で逮捕されたのは元夫の西孝之容疑者(36)だった。

「二人は以前から争いが絶えず、事件当日も朝から口論になったようです。西容疑者は『(智子さんが)台所から包丁を持ってきたので、抑え込み誤って刺してしまった。殺すつもりはなかった』と供述しています。しかし犯行を隠蔽しようとした痕もうかがえる。智子さんが警察に通報した直後、西容疑者も110番し『妻が取り乱してしまった。トラブルは解決したから大丈夫』と話しているんです。

また殺害直後には、黒いヘルメットをかぶって逃亡。防犯カメラに自分の特徴的な長い髪が映るのを嫌ったのでしょう。そのまま飛び乗ったタクシーの運転手が不審がると、『コロナウイルス対策だ』と説明したそうです。タクシーで向かったのは、実家のある千葉県八千代市でした。同日深夜に実家を訪れた警察が身柄を確保され、逮捕にいたっています」(全国紙社会部記者)

二人が結婚したのは12年8月。4年後に離婚してからも同居生活は続いていたようだ。近隣住民が話す。

「年の差があるので、最初は親子かと思っていました。男性は家にいることが多く、無職だったようです。おカネに困り、離婚しても家を出られなかったんじゃないですか。女性だけが働いているようでしたから。頻繁にケンカして怒鳴りあう声が聞こえてきました。男性のほうが『やめろ!』『もう殴らないでくれ』などと、叫んでいましたね」

唐辛子5kg入れた激辛焼きそばを完食

警察の取り調べにより、西容疑者の変わった経歴も明らかになっている。

「20代の頃は新宿歌舞伎町で、ホストをやっていました。評判は良くなかったとか。酒癖が悪く、よく店やホスト仲間とトラブルを起こしていたそうです。最近では『リアルスーパーサイヤ人紅覇』の名前で、ユーチューバーとしてたびたび動画を投稿。『激辛焼きそばに一味唐辛子5kg入れて完食』や『新元号・令和に関する独自解釈』など一風変わった内容で、金髪の髪で顔面へ赤いラインを塗り出演していました。残念ながらフォロアーは、ほとんどいませんでしたが……」(前出・記者)

西容疑者は、本当に智子さんを殺害するつもりはなかったのだろうか。元神奈川県警刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。

「遺体に複数回の刺し傷があったことから、強い殺意を感じます。しかも倒れていたのは玄関で、致命傷となったのは背中。外へ逃げようとする女性を、背後から何度も刺したのでしょう。定職につかないことを日頃から責められ、不満のたまっていた無職の男が、逆ギレしたのかもしれません。

女性の通報後に110番したのは、犯行が警察にバレるのをイヤがったからだと思います。ただ通常、警察は『問題は収まった』と取り消しの通報があっても、『では女性の話も聞かせください』とトラブル相手の意思を確認するものです。脅されている可能性がありますから。男は『いや、まだ興奮しているので』などと、誤魔化そうとしたはずです。

そんな安直なウソで、警察は騙されないでしょう。ましてや短時間の間に4回も通報があれば、複数の警官が必ず現場に行きます。男もマズイと感じ、スグに現場からヘルメットで顔を隠し逃亡したのでしょう」

離婚後の同居生活は、男の蛮行によって強引に幕を閉じられた。

  • 撮影蓮尾真司

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