人気グラドルが潜入!「ドライブインお化け屋敷」は本気で怖い
チケットは販売開始30分で完売 withコロナ時代のデートとして人気沸騰!

「マジ無理マジ無理マジ無理〜〜!」
車内に響き渡る女の子の悲鳴。それをかき消すように、お化けのうめき声と車のボディや窓を叩く音が――。
withコロナ時代ならではのデートスポットが今、大注目を集めている。その名は「ドライブインお化け屋敷」。7月4日にオープンすると、一回8000円という安くない料金にもかかわらず即完売。日によっては最大300組のキャンセル待ちだという。日本で一番予約が取れない大人気お化け屋敷へ、本誌記者とグラビアアイドルの仲村美海が潜入した。
7月某日。東京タワーを望む港区の一画へ向かうと、あるガレージに案内された。中は軽自動車が1台入るとかなり圧迫感を覚えるような狭さ。車を停め終えると不意にシャッターが閉まり始めた。やがて中は完全な暗闇に。そして……
「ドンドンッ」
とドアを叩く音が。見ると窓の外では血まみれの女性が必死の形相で「助けて! あいつが来る」と叫んでいる。
「こっち見てる! めちゃめちゃ目が合う! 怖い! 外見れない!」
運転席の美海ちゃんがパニックに陥る中、今度はガレージの奥から鉄パイプを引きずりながら血走った目の男が現れる。
「あの女はどこ行った?」
そうつぶやきながら車内を睨(にら)みつける男。次の瞬間、男は突然我々めがけて鉄パイプを振り下ろそうとする。
「きゃ――!!」
美海ちゃんの叫び声が響く。その時、周囲は再び暗闇に包まれた……。
その後も次々と起こる怪奇現象に絶叫し続けるうちに約20分の上演時間は終わりを迎えた。シャッターが上がりガレージを後にするまでの間、スタッフやキャストとの接触は一切なし。まさにコロナ時代の新しいお化け屋敷の形だった。
美海ちゃんが興奮気味に感想を語った。
「本当に怖かった! 自分が車の中にいて、お化けのほうから来る分、襲われる感じがより強かった」
企画、運営する株式会社「怖がらせ隊」のプロデューサー・岩名謙太氏も、そのデキばえには自信をのぞかせる。
「力を入れたのは脚本とキャスティング。脚本はストーリー仕立てで世界観に没入しやすくしています。またお化け役のスタッフは、普段は舞台俳優や声優をしている方々。そんな演技のプロたち約60名の中からキャスティングしているので、演技のクオリティは高いと思います」
コロナという逆境の中で進化したお化け屋敷の最新型。皆さんもぜひ体験してみてはいかがだろうか?




『FRIDAY』2020年7月31日・8月7日合併号より
撮影:會田園