激震!神戸山口組の中枢「山健組」分裂騒動 大波紋の内幕

かつては「ヤマケンにあらざれば、ヤマグチにあらず」と言われた武闘派組織から三次団体が脱退

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昨年12月に殺人未遂容疑で逮捕された中田浩司・山健組組長が、今回の分裂騒動のキーマンと目されている

 「まだ不確定な要素はありますが、神戸山口組の二次団体『山健組』傘下のいくつかの組が割って出ることになると思います。これで山口組の分裂抗争は実質的には終わりを告げることになるでしょう」

暴力団事情に詳しいジャーナリスト・溝口敦氏は驚きを交えながらそう語る。

神戸山口組の中枢組織であり、かつて「ヤマケンにあらざれば、ヤマグチにあらず」と言われた武闘派組織「山健組」で脱退騒動が勃発している。

「引き止め工作が続いていますが、多ければ10以上の三次団体が神戸山口組を離れることになると伝わっています。自らヒットマンとなって逮捕され、獄中にいる中田浩司・山健組組長が、弁護士を通じて指示を出しているようです。脱退する組のなかには、井上邦雄・神戸山口組組長の出身母体『健竜会』が含まれています。健竜会は山健組の主力部隊、そして神戸山口組は山健ありき。もはや内部崩壊寸前です」(全国紙社会部担当記者)

脱退の原因は、「カネ」に尽きるという。「特定抗争指定暴力団」に指定されたうえ、コロナ禍によって、シノギが激減していることも影響しているようだ。

「離脱する組は、こんなご時世なのに井上組長が山健組のカネを過剰に吸い上げていると、反発しているんです。山健組の不動産をめぐる争いもあります。何より、六代目山口組に襲撃される一方で、なんら手を打たない井上組長への不信感が爆発したのでしょう」(山口組関係者)

神戸山口組の幹部は6月から、緊急会合を繰り返している。今後はどういう展開になるのだろうか。

「他の二次団体からも離脱する組が連鎖的に続々と出る可能性がある。一方で、六代目側は静観でしょう。健竜会らの六代目側への復帰を認めて、他の組に揺さぶりをかけ、神戸側を雲散霧消に追い込もうとするかもしれません」(溝口氏)

分裂に次ぐ分裂。混迷が深まってきた。

追い詰められた神戸山口組の井上邦雄組長。カネの問題を発端に、井上組長の求心力が低下していると見られる
「特定抗争指定」をかけられ、兵庫県神戸市にある山健組本部は使用が制限されており、静まり返っている

『FRIDAY』2020年7月31日・8月7日合併号より

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