紀州のドン・ファンの妻が詐欺の疑いで刑事告発されていた!

怪死事件に新たな動きが……会社の口座から違法に3834万6278円を取得

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Sさんは雲隠れを続けており、三回忌にも和歌山には帰らず。刑事告発により、事情聴取を受ける可能性は高い

怪死事件とはまったくの別件で、ドン・ファンの妻・Sさん(24)が逮捕されることになるかもしれない。

その容疑は、まさかの詐欺。なんと今年6月にSさんの行状を記した刑事告発状が和歌山県・田辺警察署に提出され、すでに受理されているというのだ。

いったい何が起きているのか。本誌が入手した告発状に記されていた告発者の名は、元畑眞氏。野崎幸助氏(享年77)が経営していた酒類販売会社「アプリコ」の監査役だった人物だ。元畑氏が語る。

「社長(野崎氏)が亡くなってから2年間、コツコツと証拠資料を集めてようやく刑事告発にたどり着きました。詐欺を疑われる行為があったのは、社長が怪死してから約3ヵ月が過ぎた’18年9月6日です。この日、『アプリコ』のゆうちょ銀行の口座からSさんの口座に、3834万6278円の振り込みがあったのです」

「アプリコ」の法人登記を確認すると、Sさんは’18年7月30日付で亡き夫の後を継ぎ、同社の代表取締役に就任している。役員報酬としてのカネなら、なんら問題はないように思えるが……。元畑氏が憤然として続ける。

「問題なのは、Sさんが代表取締役に就任した経緯です。Sさんは正式な手続きを無視して社長に就任し、勝手に会社のカネを自分のモノにしたんです」

本誌が入手した告発状。被告発人の欄には、Sさんの名前が記されている。詐欺容疑での逮捕はありうるか

少し複雑になるので、元畑氏の主張を整理して説明しよう。

夫の怪死から2ヵ月後、Sさんは臨時株主総会での決議により「アプリコ」の代表取締役に就任したとされている。「アプリコ」のような取締役会設置会社の場合、臨時株主総会は取締役会の決議で招集される。野崎氏の死後、「アプリコ」の取締役は家政婦の竹田純代さんと、野崎氏の友人M氏の2名だった。

つまり、竹田さんとM氏が臨時株主総会を開かなければSさんは代表取締役に就任はできないわけだが、竹田さんらが株主総会を招集した形跡は一切ない、というのだ。ちなみに、竹田さんも本誌の取材に、「取締役会の話なんて聞いたことがない」と答えている。

「取締役ではないSさん自身が臨時株主総会を招集したのだとすれば、裁判所の許可を得ていなければなりません。しかし、Sさんはそれもしていません。正式な手続きを経ていなかったにもかかわらず、Sさんは正式に社長に就任したかのように見せかけ、ゆうちょ銀行を騙(だま)してカネを振り込ませた。だからこそ、詐欺容疑で告発したのです」(元畑氏)

当事者であるSさんの言い分はいかに。本誌は「アプリコ」の登記に記載されている北海道札幌市にあるSさんの自宅に向かった。しかし、Sさんの姿はなく、代わりに応対した母親がこう語った。

「(刑事告発については)何も聞いていませんし、長い間娘は帰ってきていません」 

ドン・ファン事件に浮上した新たな疑惑。和歌山県警は刑事告発を受理し、着々と捜査を進めている。

経営していた酒類販売会社「アプリコ」にて。死後、次々に浮上する騒動に野崎氏は何を思うのだろうか
6月に告発状を提出した「アプリコ」元監査役の元畑氏。生前の野崎氏からは全幅の信頼を置かれていた

『FRIDAY』8月14日号より

  • 写真等々力純生(Sさん)

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