大雨の奇跡…!9年ぶりに出現した富士山「幻の第六湖」画像

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鬱蒼とした木々の間に現れた〝幻の湖〟。撮影:渡辺 守

新型コロナ禍のため、富士登山も今夏は禁止。その富士山の裾野に広がる富士五湖周辺も、イマイチ盛り上がりに欠けている。が、そんな富士五湖のひとつ、精進湖の近くに出現した〝幻の湖〟が話題を集めているのだ。

富士五湖の中で最も小さい精進湖は、標高900mに位置しており、湖畔に富士登山口がある唯一の湖。かつて富士登山に向かう人々が、ここで精進潔斎して霊峰・富士を目指したことに由来する。

その精進湖から東へ徒歩数分の距離にある6万㎡の「キャンプ・あかいけ」。数年に一度、精進湖の水位が上がると敷地内の特定の場所に湖が出現することで知られ、地元の人からは、富士五湖第六の湖=「富士六湖」とも言われているという。

「キャンプ・あかいけ」を運営する富士観光開発・広報課の望月竣氏は言う。

「キャンプ・あかいけの中でも、ここは一番低い場所なのですが、通常ですと、この場所は草原のようになっていて、人間が歩くこともできます。ですが、今年は梅雨の雨量が多く、7月10日前後には、小さな水たまりのようになり、その後、どんどん大きくなっていきました。この幻の湖は、〝赤池〟と名付けられていまして、地名もこの幻の湖が由来となっています」

「龍神池のような光景」

精進湖周辺は、富士山が噴火したときの溶岩流の跡が残っており、こうした溶岩が地中にあることで、水を通しやすい地質になっているとされる。赤池は7月半ばには直径20m、深さ50cm。そして写真の7月末の時点では、縦30m×横20m、深さ70cmに成長した。

「精進湖周辺のこの付近は、雨上がりには霧が立ちこめ幻想的な雰囲気になります。キャンプサイトから少し歩くだけで、木々の間から龍神池のような光景が現れて、撮影していて不思議な気分になりました」(赤池を撮影したカメラマン・渡辺守氏)

霧につつまれた赤池は、ジブリの物語に出てきそうな幻想的な雰囲気。139号線からも目視できるが、駐車スペースがないため路上駐車はできない

「前回、出現したのは2011年の9月で、そのときは秋雨前線の停滞と台風の影響によるものでした。赤池と精進湖は地下で繋がっているとされているので、精進湖の水位が増えると赤池も現れます。テントを張っていただく場所からは少し離れているので、キャンプを楽しむお客様には、めったにない光景を楽しんでいただけています。ただ、ようやく梅雨明けしたので、これからは小さくなって、まもなく消滅するでしょう」(前出・望月氏)

とはいえ、昨年の台風19号では現れなかった〝幻の湖〟が出現した今年。これから台風シーズンを迎えることになったら、もしかして最大級に成長するのかも?

*赤池の状態については、https://www.facebook.com/CAMPAKAIKE/などをチェック。また赤池のある地点は私有地のため、キャンプ利用者のみ見学できる

  • 撮影渡辺 守

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