密着!手越祐也がボランティア活動中に明かした「意外な過去」
ジャニーズ事務所退所から1ヵ月。稀代のエンターテイナーが目指す未来とは?
「手応えはめっちゃありますね。120点満点で来てるなって感じです!」
退所会見から1ヵ月が経ち、〝元〟ジャニーズとなった手越祐也(32)は自身の現状を眩(まぶ)しすぎる笑顔でそう語った。
「ジャニーズから独立した人の中には『辞めて何をやってるんだろう』という方もいる。その中で、僕は良い意味で『相変わらず暴れてんな』という感じになれてると思います。とにかく僕は自分が話題に出ないのが一番嫌なんです(笑)」
実際、退所直後に開設したYouTubeチャンネルは2週間も経たずに登録者数100万人を突破。Twitterに至っては開設4日でフォロワー数100万人を突破するなど世間からの注目は熱い。
発言だけ聞いていると「目立ちたがり屋」「チャラ男」というイメージが拭(ぬぐ)えないが、あくまでそれは手越の一つの側面にすぎない。本誌が2日間にわたり密着したボランティア活動では、意外なほど「真面目な素顔」も見せてくれた。
7月25日、手越は江戸川区で行われた中高生向けのフットサル講座にサプライズゲストとして登場した。
コロナウイルスで部活動ができない中高生を集めて開催された同講座。実践形式のゲームでは「ナイスゥ!」ならぬ「スバラ!(素晴らしいの略)」と独特な激励でその場を盛り上げる。結局本人は一度も休憩することなく10試合をこなした。
手越と一緒にボランティアを企画する『INGプロジェクト』は、一人親家庭へのボランティア活動を中心に行う団体だ。副社長の星野大地氏はこう語る。
「ボランティアに参加してもらうようになったのは4月末からです。始めは好感度アップのためにこの活動を利用しているのではと思っていました。しかし、初めてお会いした時に手越さんから『僕も一人親家庭に育ったので、今、皆さんがボランティアされている対象家庭の苦労は理解しています。僕が行くことでそういった家庭を元気づけられるなら嬉しいし、ぜひ協力させてほしい』という言葉をもらいました。その真剣さが、正直イメージと違ってビックリしました」
6月の退所会見では「僕はウソがつけないので思っていないことを言うこともできない」と語った手越。故ジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなる前夜に参加していた業界関係者の誕生日パーティー(’19年8月2日号)や、きゃりーぱみゅぱみゅ(27)との密会(’14年10月24日号)など、さまざまなスキャンダルを報じてきたフライデーについて、掲載当時の心境を聞くとあけすけに語ってくれた。
「こんなこと言っちゃダメかもしれないですけど、当時はめっちゃ笑って見てました。例えば去年のパーティーでは他にも凄い芸能人の人たちがいたのに僕の名前しか出てなかったじゃないですか。でもその時『いろんな芸能人が来てた』って書くより『手越祐也が大ハシャギ』って書いたほうが、雑誌が売れるって思われたってことでしょ?
僕、そこは変態かもしれないんですけど、それぐらい自分のブランド価値を高く見てくれてるんだと思うと嬉しくなっちゃうんですよね。もちろん事務所だったり、グループのメンバーには迷惑をかけたこともあると思いますけど、僕的には当事者として楽しませてもらってました(笑)」
最終目標は世界進出
フットサル講座から5日前の7月20日。手越はこの日、一人親家庭に弁当を届けるボランティアで杉並区を訪れていた。私物の自転車に跨(またが)ると、気温29度の蒸し暑さをものともせず爽(さわ)やかに走り抜けていく。汗だくになりながら自転車で並走する本誌記者を尻目に、息ひとつ切らさぬまま、夕方5時から3時間で計8家庭に20食以上の弁当を配達した。
インタビューでも〝手越節〟が炸裂。YouTubeの収入は1000万円以上という報道についてはこう笑い飛ばす。
「ハハッ、ウケんな。そんなに入ってくるんですか? お金に興味がなくて、ジャニーズ時代から明細はほぼ見てなくて、一切把握してないんです」
だが『TOKIO』の長瀬智也(41)の退所について話題が及ぶと、長瀬、そして山口達也元メンバー(48)への思いを真剣な表情で語り始めた。
「僕『好きな先輩は誰ですか』と聞かれたら長瀬君なんですよ。めっちゃ器(うつわ)がデカい。でもどこか天然で子供のまま大人になったような真っ直ぐな部分もあって。十代の頃から『こういう人になりたい』と思ってました。後輩の僕が言う立場じゃないですけど『本当にお疲れさまでした』と言いたいです。僕はTOKIO大好きなんで。僕、山口君も大好きですし、運命が交差することがあれば、人生の先輩としていろいろ教えていただきたいなと思います」
最後に今後の展望について聞いてみた。
「日本だけじゃなくてアジアがザワつくような仕掛けは準備できてます。1~2ヵ月以内にはいろいろと発表できるんじゃないかな? ジャニーズを退所したのはでっかいことを自分のスピード感でやりたいから。日本だけにとどまらず、アジア、そして世界を盛り上げていきたい」
〝世界の手越〟と呼ばれる日も近い?
『FRIDAY』2020年8月14日号より
- 撮影:小松寛之