筒香嘉智、大谷翔平、田中将大…侍メジャーリーガー“辛口通信簿”

60試合の短期決戦を制するのは誰だ?

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7月27日、ブレーブスに大勝しチームメイトと勝利の〝肘タッチ〟をする、タンパベイ・レイズの筒香嘉智 写真:Getty Images

「筒香は監督の信頼を相当得ましたね。所属するレイズは、メジャーでは平均クラスの打撃力で得点力がやや低い。今後、多少調子を落としても打順を変えるなどして使い続けてもらえるでしょう」(メジャーリーグ評論家・福島良一氏)

米メジャーリーグが、7月23日(現地時間)から4ヵ月遅れ&60試合制で始まった。そんな変則制度の中、今季からメジャーに移籍した筒香嘉智(つつごうよしとも)(28)は、開幕戦で3番に起用され、いきなり初本塁打を放ったのだ。だが、日本人初のメジャーリーグスカウトである大慈彌(おおじみ)功氏は「手放しで喜ぶのはまだ早い」と釘を刺す。

「初戦のホームランは、完全に投手の失投で、あれをスタンドインできないようじゃ野球をやめたほうがいいくらいの球でした。もちろん確実に捉(とら)えたということは、良いバッターには違いない。ただしインコースの速い球を捌(さば)けるようになるまで筒香に合格点はつけられません」

とはいえ無難な船出を果たした筒香に対し、いきなり大炎上したのが二刀流の大谷翔平(26)だ。’18年にトミー・ジョン手術を受けて昨季は打者に専念。26日、2年ぶりのマウンドに上がったが、なんと初回5失点の大乱調。1アウトも取れずに途中降板するハメになった。27日には登板翌日にもかかわらず打者として出場するも、4打数無安打3三振に終わる。

「大谷に限らず、トミー・ジョン手術明けにいきなり活躍できた選手はいません。恐る恐る投げていましたが、これは仕方のないこと。しかも今季は60試合しかないので、大谷が投げられる試合は10試合足らず。首脳陣は、おそらく今季は試運転期間だと思っているでしょう。本人にとっては、投球への恐怖心を払拭(ふっしょく)できるかどうか。これが今後に大きく関わってくる」(前出・大慈彌氏)

このところ投手ばかりが海を渡っていたが、今季は筒香と共に秋山翔吾(32)がメジャーデビュー。大谷も含めれば3人の日本人打者がプレーすることに。

「日本人からすると秋山には〝不動の1番バッター〟を期待してしまいますが、スタメンでは主に6番。先発が左だと外されるという立場ですね。レッズは選手層が厚く、優勝を狙えるチーム。ここでレギュラーを勝ち取るのは大変です。与えられたチャンスで絶対に結果を残さないといけない。四球でもいいから出塁し、確実に走ることです」(前出・福島氏)

今季はエースとしての活躍が期待されるダルビッシュ有(33・カブス)、移籍初登板で勝利投手となった前田健太(32・ツインズ)の二人は安定の滑り出し。8月には練習中の頭部死球で大事をとった田中将大(31・ヤンキース)も戻ってくる。

だが、何より気がかりなのはマーリンズをはじめとする新型コロナの感染拡大だろう。再度の開催中止も検討され、先行きの不透明さは当分晴れそうにない。

7月26日、先発投手・大谷翔平は1回にいきなり5失点。チームメイトがマウンドに集まるもこの後に降板し、エンゼルスは4-6で敗れた
7月25日。カブスのダルビッシュ有の初登板は4回3失点だったが、5奪三振無四球と安定した投球ぶり
開幕戦、代打の初打席でヒットを放った秋山翔吾は、2戦目にスタメン入りし、28日には1番での起用も

『FRIDAY』2020年8月14日号より

  • 写真Getty Images AFLO

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