バーベキューマスターが伝授!コロナ禍のBBQ「万全の対策法」

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キャンプ・BBQで、まさかのクラスター発生! 外でも「密接」「密集」には注意が必要

3密とは無関係に思われていた、キャンプ場やBBQでのクラスターの発生がニュースになっている。「密閉」は心配しなくてもいいが、大人数での大声での会話での飛沫、トングや食器等の使いまわしなどがその原因だと考えられている。

けれど、注意すべきことを守ればBBQを楽しむことも可能。注意事項を医療ガバナンス研究所研究員の山本佳奈さんに、どんな食材もおいしくなるソース作りをカラフルバーベキューマスターの坂本紅(さかもと・こう)さんに聞いた。 

インスタ映えを狙える「カラフルバーベキュー」。ポイントは、食材に赤、黄、緑のものを使うこと

新型コロナ感染予防ための注意事項を守って、この夏は「ニューノーマルBBQ」 

青空のもと、みんなで集まってBBQ。しかし、そこでクラスターが発生したらたいへんだ。どのような対策を講じればいいか、山本佳奈氏に聞いてみた。

 

「一般的ではありますが、体調不良を少しでも感じたら無理していかない。お箸やお皿・コップの共有をしない。熱中症には十分気をつけて、水分補給をこまめに行う。これらがもっとも大切だと思います」(山本佳奈氏) 

外という開放感もあり、つい気が緩みがちなBBQ。楽しい夏の思い出にするためにも、こんな時こそ「ニューノーマルなBBQ」を心がけたい。山本先生のアドバイスをもとに、感染予防のポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。

十分な手洗いを行えば、消毒用アルコールは必要ない。引火の危険性があるので、消毒用アルコールを使用する場合は火の近くに置かない、高温となる車の中に置いておかないなど注意を

こんな時期だから、ちょっとした演出で非日常を楽しみたい! 

BBQといえば、肉の塊を豪快に焼くというイメージがある。炭火の上にしたたり落ちる肉汁。そして、肉の焼ける匂い……。そのシーンだけで盛り上がりそうだ。

「BBQはパーティー。パーティーなんだから、テーマを決めることが大事。でも、パーティーだからと言っても、みんなで騒ぐということではありません。たとえば、みんなでおそろいのTシャツを着たり、“花”をドレスコードにして、花模様のシャツを着たり、花をつけたり…。ふだんは気恥ずかしくてできないことも、BBQならできちゃいます!

ふだんとは違うことをするのがBBQの楽しさ。非日常感を味わうことがBBQの魅力だと、私は思います」(坂本紅氏 以下同) 

と言うのは、以前『テレビチャンピオン極~KIWAMI~』の「バーベキュー王」の頂点を目指し、4人の猛者たちに交じって紅一点参加した坂本紅さんだ。「カラフルバーベキューマスター」と呼ばれ、映えるBBQが人気だ。 

野菜はあえて切らずに丸焼きにすることでジューシーに。塊肉をホイルに包んで焼くと、じっくり火が通り、ローストビーフ風に

まずはメインの肉を用意! 牛肉ならリブロース、鶏肉ならもも肉

ところで、BBQをやるなら、牛肉の塊が必要なのだろうか。 

「そんなことはありません。『どんな食材がBBQ向き』という質問には、私は『なんでもできちゃいます!』と答えています」

食材をそろえるうえで大事なことは、メインを決めること。

「スペアリブなど骨付き肉にして、原始人のようにお肉に食いつこう! など、メインを決めることは盛り上がりポイントを作ることにもつながります。鶏肉を3枚買ってきて、3種類の味付けにチャレンジするとか、楽しい企画を考えてください」

坂本さんおすすめの肉は、牛肉だったらリブロース。

「繊維の方向が一定なので、カットしやすく、ブロックでも購入しやすい。脂身部分をとっておくと、炎上も少なく、焼きやすいです」

鶏肉なら、もも肉。

「ジューシーでおいしく、いろいろな味付けが楽しめます」 

そして、豚肉ならバラ肉のスライス。

「スライスだから短時間で焼けて、塩こしょうだけでもOK! お好みのタレをつけてもいいし、キムチと一緒に食べてもおいしいです!」

もちろん魚介類も殻付きの貝、魚、エビなど、なんでもOK!

「どんな食材でもできるけど、パサパサになってしまうと悲しいのがBBQ。鶏肉や魚介類は下味をつけたら、油を軽く塗ったホイルで包んで焼くと、蒸し焼きの状態になるので、単品でも野菜と一緒でもジューシーに焼けます」 

シンプルに塩、コショウだけでも十分美味しいけど、ワンランク上のBBQを目指すなら、ソースにこだわりたい

おうちBBQでも活躍! どんな食材にも合う、万能ソース4種 

単調になりがちなBBQをアップグレードさせ、どんな食材にも合うソースを坂本さんに教えてもらった。“ちょい手間をかけている”っていう非日常感もいい!

■カラフルかわいいブラジルのモーリョヴィナグレッチ

  • 【材料】
  • 玉ねぎ1/2個(150g)、トマト小玉1個(ミニトマトなら5~6個)、ピーマン緑1個、黄色ピーマン1個、塩小さじ1/2(3g)、りんご酢1/4カップ(50㎖)
  • 【作り方】
  • ①野菜をすべてみじん切りにする
  • ②塩をまぶし水気を出す
  • ③お酢を加えて馴染ませる

■ハーブバター

  • 【材料】
  • バター100g、お好みのフレッシュハーブ10g(タイム、パセリ、セージ、ディル等)
  • 【作り方】
  • ①バターを常温に戻す
  • ②ハーブを刻みバターと合わせる
  • ③ゴムベラでよく混ぜる
  • ④サランラップで形を整えて、冷蔵庫で冷やしカットして使用する
  • ※お好みですりおろしたニンニクをいれてもおいしいです! 冷凍も可能

■バーニャカウダソース

  • 【材料】
  • にんにく2かけ(20g)、牛乳1/4カップ、アンチョビ1枚(3g)、オリーブオイル大さじ22/3、マヨネーズ大さじ1
  • 【作り方】
  • ①にんにくをすりおろす
  • ②その他の調味料と混ぜる
  • ※マヨネーズを入れることで分離しにくく作りやすくコクもUPです。オリーブオイルだけでもOK

■にんにく塩だれ

  • 【材料】
  • すりおろしにんにく15g、すりおろし玉ねぎ50g、酒大さじ2
  • A・粗塩大さじ1、しょうゆ大さじ2/3、砂糖大さじ1、ごま油大さじ1
  • 【作り方】
  • ①すりおろしにんにくとすりおろし玉ねぎを耐熱ボウルに入れラップをかけず50秒電子レンジにかける
  • ②1に酒を加えさらに50秒レンジにかけて辛みを飛ばす
  • ③Aの調味料を加えてよく混ぜる

「最後に盛り付けですが、“カラフルバーベキュー”にするポイントは、食材に赤、黄、緑の食材を使うこと。お肉を焼いた上にみじん切りの玉ねぎやパセリを振ったり、ベビーリーフの上に焼いた食材を乗せ、ピンクペッパーを振りかけるだけで、華やかになります。盛り付けのときにプチトマト、レモン、アボガドなどを切って添えるのも、色味がプラスされておすすめです」 

おうちBBQをするときは、ご近所への配慮を忘れずに 

「BBQというと、炭火で焼くものと思っている人が多いかもしれませんが、“炭火で焼かなきゃ”というのは、日本人の固定概念。実際、オーストラリアのBBQ場では電熱器を貸し出したりしているところもあるくらい。炭火にこだわる必要は全然ないんです。家族で、おうちBBQをするときは、カセットコンロや、ホットプレートを使ってもいいんです」

庭で炭火を使ってBBQするときは、ご近所への配慮を忘れずに。とくに住宅が密集しているところでは、始める前に断りを入れ、遅くとも20時までに終えることがマナーだ。

火消しをするときも注意が必要。炭に水をかけると、びっくりするくらい煙があがってしまうので、残った炭は必ず火消しツボに入れ、空気を遮断することで火を消すこと。急ぐときは、不燃性のバケツに水を張り、炭をトングでつかんで、一つずつバケツに入れていく。

「煙は出ませんが、ホットプレートでも匂いは出てしまうので、ご近所への声かけは必要です。後日『大丈夫でしたか?』などフォローを入れるのも忘れてはいけません」

坂本紅 管理栄養士。上級BBQインストラクター。北海道フードマイスター。幼い頃から海と山の間で育つ。北海道の食事情しか知らないのは損してると思い、高校卒業後、大阪の短期大学へ進学。卒業後、栄養士(管理栄養士)として8年間都内にて勤務。趣味でBBQ検定を取得し仲間とBBQを始めたところ反響が大きく、出張スタイルでBBQを行うようになる。BBQをしていたのが縁で、食肉輸入卸の会社へ転職。約2年間BBQ関連商品の営業・企画・フードコーディネートなどを行い、現在は飲食店のレシピ作成・ワークショップ・ケータリングなどを行っている。

山本佳奈 医師。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。南相馬市立総合病院を経て、現在、ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、ときわ会常磐病院(福島県いわき市)非常勤医師、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、ロート製薬健康推進アドバイザー、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)。

  • 取材・文中川いづみ

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