女子高生を1ヵ月監禁…44歳会社経営者の「残酷犯行動機」

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送検される後藤容疑者。近隣住民は「大人しい人で印象が薄い」と話す

捜査員が部屋に入ると、異様な光景が広がっていた。ベッドの四隅には、天井と床をつなぐように設置された鉄パイプ。そこにくくりつけられたワイヤロープの先端は、ぐったりとしゃがみ込む女子高生の腰に巻きつけられていたのだーー。

8月5日、監禁などの容疑で逮捕されたのは、自称・会社経営者の後藤弘泰容疑者(44)だ。後藤容疑者は女子高生Aさんを、横浜市鶴見区の自宅マンションで監禁していた。Aさんは携帯電話を取り上げられていたが、同日の夕方インターネットにつながるゲーム機を使って「拘束されて逃げられない」と警察に通報。夜7時過ぎに警察官が後藤容疑者の部屋に踏み込み、現行犯逮捕となった。

「Aさんの行方がわからなくなったのは、1ヵ月ほど前の7月4日です。『友達と遊びに行ってくる』と、埼玉県内の自宅最寄り駅まで家族に送ってもらった後、行方不明に。警察によると、直後に後藤容疑者と東京・新宿で落ち合ったようです。

Aさんと後藤容疑者は、もともと知り合いでした。ツイッターを通じて接点を持ったとか。当日もツイッターで、後藤容疑者がAさんを呼び出したようです。調べてに対し『女子高生を拘束したのは間違いない』と、容疑を認めています。Aさんに目立った外傷はありません」(全国紙社会部記者)

犯行現場となった後藤容疑者のマンションでは、事件をうかがわせる兆候はなかったようだ。

「1ヵ月も拘束していたなんて……。悲鳴や言い争うような声は、まったく聞こえませんでした。(後藤容疑者は)大人しそうな男性ですよ。マンション内で会っても会釈するぐらい。一人暮らしで、誰かと一緒にいたのを見たことがありません。会社を経営しているそうですが、噂ではほとんど個人でやっているような小さな企業のようです。あんな物静かな男性が女子高生を監禁していたと想像すると、寒気がします」(近隣住民)

「座間の事件に影響」

恐るべきは、犯行動機だ。後藤容疑者は「座間の事件に影響を受けた」と供述しているという。

座間の事件ーー。神奈川県座間市のアパートの一室で、17年8月から10月の間に男女9人が殺害された事件だ。加害者の男はツイッターを通じ、自殺願望のある若い女性らを自宅に招待。性的暴行を加えるなどした後、次々に殺害し現金を奪った。

「Aさんにも悩みがあったようで、後藤容疑者が巧みにつけ込み誘い出したようです。座間の事件を参考にし、わいせつ行為をするのが目的だったと思われます」(前出・記者)

元神奈川県警の刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が語る。

「深い悩みにつけ込むのは、許しがたい悪質な行為です。被害者の沈んだ気持ちを悪用し、己の欲望を満たそうとするのですから。おそらく後藤容疑者は、最初からAさんを監禁するつもりだったのでしょう。鉄パイプやワイヤロープを用意するなど、計画性を感じます。

近隣住民には悲鳴など聞こえなかったそうですが、Aさんからすれば恐ろしくて声も出なかったはずです。騒いだら殺されるという恐怖と、常に隣り合わせだったと思います」

さらに小川氏は、事件の発端となったSNSのリスクを指摘する。

「特に若い女性には、ツイッターなどSNSの世界の危険性を知ってほしい。犯罪者は甘言をろうします。甘い言葉にのって、よく知らない人間と会うのは避けるべきでしょう。ましてや相手の部屋に行くのは、もってのほかです。

どうしても会わなければならない場合は、家族や友人に事実を伝えてください。今回もAさんが『これからSNSで知り合った男性と新宿で会う』と知人に話していれば、1ヵ月間も拘束されることはなかったでしょう。行方不明になった時点で、知人の証言をもとに警察がスグ捜査に乗り出したはずです」

警察は後藤容疑者のスマートフォンを解析し、犯行の詳しい経緯や余罪について調べている。

  • 撮影蓮尾真司

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