渋野日向子、原英莉花…黄金世代を分けた「14日間隔離」ルール

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全英を制覇し、凱旋帰国する渋野日向子(‘19年)

女子ゴルフツアーの第2戦目がようやく実現した。

‘92年から毎年、8月第2週に長野県の軽井沢町で行われてきた伝統の一戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が8月16日、無観客ながら無事に終了。ツアー2戦目の19歳、笹生優花が初優勝を飾った。

「6月にツアー開幕戦となった『アース・モンダミンカップ』がスポンサー側の強い意向とバックアップで実現したように、今回も主催者のNECグループが及び腰のJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)を引っ張る形で実現した。前回は821人の大会関係者すべてのPCR検査を実施したが、今回は報道陣にも対象に広げて万全を期し、前回以上の充実な大会運営を目指して来た」(スポーツ紙記者)

昨年の同大会は、「全英女子オープン」を制したばかりの渋野日向子が優勝争いを演じ、『しぶこフィーバー』が巻き起こった。

「『スマイリングシンデレラ』一色の大会でした。日本人として42年ぶりにメジャー制覇し、帰国2戦目。2位タイで迎えた最終日は“凱旋優勝”を見たさに、ファンがグリーン周りを2重3重で取り囲むほど。

最終の18番ホールは、まるで全英女子オープンを彷彿させるような逆転優勝をかけたバーディーパットに大興奮。結果、“壁ドン”パットも返しのパットも外し、3位タイ。渋野が『最後だけめっちゃ緊張したんですよ。手が震えてしまって。ただただ情けない』と振り返り雪辱を誓っていました」(スポーツライター)

だが、その渋野の姿が、今年はない。

「8月20日にスコットランドで開幕する『全英女子オープン』に参戦。他に黄金世代(98年度生まれ)の畑岡奈紗、河本結、勝みなみ。20歳の稲見萌寧らの6人が出場予定です」(前出・スポーツ紙記者)

ディフェンディングチャンピオンの渋野は7日に渡英し、13日からの前哨戦「スコットランド・オープン」にも参戦。たが、出場権のあった昨年の賞金女王・鈴木愛や黄金世代の小祝さくら、原英莉花などのライバル勢は国内専念を決めた。

「一番の理由は帰国後の14日間の自主隔離期間でした。翌週から続く国内女子ツアーの『ニトリレディス』と『ゴルフ5レディス』に出場できなくなり、『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』の調整も難しくなる。コロナ禍により、まさに黄金世代が“分裂“しての凌ぎ合いという構図になってしまった」(前出・スポーツ紙記者)

この先もしばらくは、黄金世代が世界と国内に別れて戦うことになりそうだ。

「原は世界に飛び出した河本にかなり刺激されている。昨年の米女子ツアーのQT(最終予選会)を突破し、7月31日からの『ドライブオン選手権』で4位に入った河本に対し、『あれだけ強い気持ちを持っていれば。いい勉強になりました』とコメントしていた」(前出・スポーツライター)

姉弟子の上田の背中を追い続ける小祝にしても、

「コロナ禍でなければ、地元の北海道でホステスプロとして参戦する『ニトリレディス』と天秤にかけることもなかった。『全英』の会場には、マネジャーやトレーナーの帯同が許されずキャディーのみ。師匠の辻村明志コーチが上田のバックを担ぐことになったことも断念の理由の1つだったと思います」(前出・スポーツライター)

コロナ禍で海外挑戦へのハードルが高くなったゴルフ界。伸び盛りの黄金世代に、どんな影響を与えるのだろうか――。

  • 写真REX/アフロ

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