大谷翔平 打率1割台に低迷も「本塁打王を狙える」理由

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オフの筋力トレーニングで一段と身体が大きくなった大谷。パワーも増し復調すればホームランを量産できる。写真:アフロ

エンゼルスの大谷翔平(26)がおかしい。右腕の違和感を訴え、残り試合は投手としての出場がない今季。バッターとしても、精彩を欠いているのだ。

5番・指名打者で出場した8月20日のジャイアンツ戦では、2三振を含む5打数ノーヒット。自己ワーストの16打席連続無安打となり、打率は.171にまで落ちた(成績は8月22日現在)。翌日のアスレチックス戦は不振から欠場。打席で首をひねる仕草も多くなり、表情も冴えない。

「マドン監督も、かなり心配しています。8月17日にはリード打撃コーチとともに、大谷を直接指導。タイミングの取り方、体重移動、身体のひねり方など、通訳を交え20分におよびアドバイスを送ったんです。大谷も助言にうなずきながら、右目をつぶってボールの見方を確認していました。マドン監督は『身体が覚えている感覚を思い出してほしかった』と話しています。

エンゼルスは8勝19敗で、ア・リーグで最下位。大きな要因の一つが大谷です。先発陣の柱として期待していたのに、右腕のケガで投手では今季絶望。一時期4番を任されていた打者としても打率1割台では、マドン監督がやきもきし直接指導したくなるのも理解できますよ」(スポーツ紙メジャー担当記者)

チームは低迷。大谷は戦犯として、プロ入り以来最低の成績で今季を終えてしまうのだろうか。だがメジャー事情に詳しいスポーツジャーナリストの友成那智氏は、「復調すれば本塁打王も狙える」と語る。

「もともと大谷はスロースターターです。昨年も開幕直後の5月は、打率.250、3本塁打とイマイチでした。それが6月に入ると復調。打率.340で9本塁打と打ちまくります。2~3試合に1本のペースで、本塁打を量産したんです。今季も9月に入れば、調子を取り戻すのではないでしょうか。エンゼルスの本拠地アナハイムは乾燥した高温地帯で、打球が飛びやすいのも大谷に有利です」

今季は「大谷対策」ができない

新しく取り入れられた投手システムも、大谷には有利に働きそうだ。

「昨年の大谷は、オールスター後に調子を崩しました。警戒した相手チームが、ワンポイントで左のサイドスローなど大谷が苦手とする投手を起用したからです。しかし今季から、リリーフ投手は時間短縮のため最低3人の打者に投げないといけません。大谷対策で一人だけに投げるということが、できなくなったんですよ」(友成氏)

今季の大谷は本塁打4本。さすがにホームランキングは厳しいようだが、友成氏は「可能性は十分ある」と考える。

「今季は開幕が遅れた影響で試合数が減り、本塁打王の目安は17~18本になるでしょう。タイトルの最右翼だった、ヤンキースのジャッジはケガで戦線離脱。10本塁打とトップを走る同じくヤンキースのボイドは、実績がなく、このペースで打ち続けられるか未知数です。

最大のライバルは、エンゼルスの同僚で10本塁打を打っているトラウトでしょう。しかし低迷するチームで唯一好調のため、マークが厳しい。8月18日の試合では、2回も頭部にボールを投げられています。試合後、本人も『うんざりだ』と呆れていました。大谷は調子が良くない分、マークが緩い。昨季のように2~3試合に1本のペースで本塁打を量産すれば、タイトル獲得の可能性が出てくると思います」

ビッグフライ! オオタニサ~ン! すっかり有名になった大谷へのホームラン実況が、9月から連日聞けるかもしれない。

  • 写真アフロ

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