「9月打ち切り」安藤優子の再就職を困難にする熱中症“舌禍事件”
安藤優子キャスターが袋叩きだ。
発端は8月19日放送のフジテレビ系『直撃LIVEグッディ!』でのこと。京都の炎天下リポートを行っていた女性ディレクターが、
「フラフラしてきました」
「暑くて頭がボーっとしてきました」
と訴え、「(スタジオに)お返ししますね」と“途中棄権”。彼女が持っていた温度計は「40・1度」を示していた。
目の焦点は定まらず、ろれつもおかしい。明らかに異常な様子だったが、安藤は
「返しちゃうの? 私、返されたのね?」
と大笑い。「えーと、もう1回お返ししていいですかぁ」と中継を続行させようとしたことに批判が殺到している。
「フジには視聴者から普段の倍以上の抗議があったそうです。どれも安藤さんのやりとりに不快感を覚えたという内容だったようです」(フジテレビ関係者)
安藤と言えば、これまでも数々の舌禍事件を起こしている。記憶に新しいのは昨年2月、競泳の池江璃花子選手に関する発言だ。白血病を発症した池江選手に対して
「かわいらしさとすべてを持ってらっしゃるなと思ったんですけど。神様がちょっと試練を与えたのかな、というふうにも思います」
とコメント。白血病を「神様の試練」と形容したことに、ネット上では「不謹慎だ!」と大炎上した。
安藤は8月18日放送の同番組でも、未成年女性との飲酒&お持ち帰り疑惑で処分された山下智久を、
「清廉っていうか。神々しいまでにすがすがしいっていうか。すごい美しい感じがする」
と絶賛。ネット民から「ピントがズレすぎ」「キャスター失格」と突っ込まれた。
約5年間務め上げた『グッディ』は9月いっぱいで打ち切りとなり、10月以降は前番組の『バイキング』が午後2時45分まで放送枠を拡大。
ドラマの再放送枠を挟み、夕方の報道番組『Live News it!』にリレーする。終わりが見えている安藤が“やっつけ”になるのも無理はないが、それでも今回の言動はいただけない。
「放送翌日(20日)に、一切言及しなかった。制作サイドとしてはエンディングで謝罪することも検討していたが、安藤さんにその気がなかったという」(前出・フジテレビ関係者)
結果、安藤に代わりフジテレビが一部マスコミの取材に「今回の経験を今後の番組制作に活かしてまいりたいと考えております」とコメント。女性ディレクターについては「熱中症の症状はなく、体調に問題はございません」と回答した。
番組終了まで残り1か月弱となるが、安藤の今後の処遇について正式なアナウンスはない。フジにとって安藤は功労者だが、『グッディ』のスタッフは何も聞かされておらず、かん口令が敷かれているのかと思いきや、
「本当に何も決まっていない空気感だ」(番組関係者)
という。
一部メディアでは、苦戦する夕方のニュース『it』のテコ入れに安藤が入り、メーン司会を務める“カトパン”こと加藤綾子アナが朝~昼番組に移ると報じられたが、これも可能性は極めて低い。アナウンサー事情に詳しい芸能プロ関係者の話。
「まず安藤さんが夕方の『it』に行くということは、出戻りするということ。それは彼女のプライドが許さないでしょう。加えてカトパンともソリが合わない、といわれている。過去、生放送でカトパンは散々いびられたらしいですから(笑)。そのカトパンが朝番組に移ることはもっとありえない。フジを退社したのは『めざましテレビ』で超朝型生活を余儀なくされるのが嫌だったから。となると、安藤さんの居場所を考えるのは難しい」
他局も起用には及び腰だ。あるキー局の編成マンは
「安藤さんが視聴率を持っているわけではないですし、ギャラも高い。何より舌禍事件を起こす危険がある。そのリスクまで背負う価値があるかと言ったら微妙です」
と話す。今回の“熱中症舌禍”問題がダメ押しとなり、安藤の価値も急落してしまったようだ。
- PHOTO:西圭介