レジ袋有料化時代に「海外エコバッグ」が最高!なワケ

海外エコバコレクターの旅人がコレクションを大公開!

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

レジ袋が有料化から2か月。コンビニやスーパーで「レジ袋いりません」という人が増えて、エコバッグへの関心が高まっています。時代は、エコバッグ。

旅行をするたびに、現地のバッグを集めてきました。これまでに訪れた国は50くらい。ぶらぶら街歩きの旅先で見つけてきた海外エコバッグ、その魅力のワケを、コレクションとともに紹介します。

海外エコバッグコレクター、旅人Chiriさんのコレクション。すべてのエコバに物語がある

およそ100枚のコレクションから厳選紹介

欧米では以前からエコバッグ持参の習慣が根づいているところが多く、ちょっとしたお店は、たいていオリジナルのショッピングバッグを出しています。だから、海外に行って、まず見るべきはスーパーマーケット。チェーンのスーパーなら、レジ付近でロゴ入りのバッグが売られている可能性大。海外エコバビギナーは、ここからチェックです。

まずはエコバッグの聖地、ドイツ。買い物をする人はほとんどみんな、マイバッグ持参です。ドイツでは、エコ先進国ならではのさまざまなバッグを手に入れました。コットンの生地に大きくロゴが入っていたり、メッセージがあったり。文字を使ったデザインがちょっと知的な印象です。

ドイツの大手スーパーマーケットのもの。変化の激しい流通業界。会社の合併などにより店が消滅、まぼろしとなるバッグも
コットン製の大型エコバ。左右の地球イメージ柄はドイツのスーパーマーケット、真ん中はポーランドのホームセンターで入手

ハワイでは、不織布素材のバッグをよく見かけました。アメリカの家庭の買い物は車で行くことが多いので、手に持ったり肩にかけたりという持ち歩きやすさより収納力重視なのかも。マチが20センチもある立体的なバッグは、たっぷり買い物ができそう。

グリーンの鮮やかな3点は、アメリカのもの。不織布製でしっかりマチがある、機能性重視のデザイン
fromハワイ。不織布製で大きめ。デザインがシンプルなものたち
アメリカの人気チェーン「ホールフーズ・マーケット」オリジナル。左のエコバはショルダーがけもできる2way。右は保冷バッグになっている。シカゴのゴールドコースト店で
タイのスーパー「トップス」のオリジナルエコバ。南国らしいジュート素材

旅先でお気に入りのエコバッグを見つけるには


大型スーパーのほか、オーガニック食品の店にも、よくオリジナルのエコバがあります。ヨーロッパのベーカリーやスイーツのお店では、とくにかわいい絵柄が見つかる。ドラッグストアにも置いてある可能性があって、たいていはレジ付近にあります。
大都市の、大手デパートも要チェック。食品売り場かスーベニールコーナーを探すと、けっこう上質なエコバに出会えます。

オーガニック系スーパーのエコバッグ。意識高い人に見えるかも。左2点はドイツ、右はポーランド。なんとなくデザインの方向性が似ている
左から、ウクライナのチョコレートショップ、ドイツのベーカリー、ドイツの「市場」で見つけたもの。素朴な感じの絵柄がかわいい!
ヨーロッパ各地にあるドラッグストアチェーン「dm」のオリジナルエコバ。パキッとした色がポイント。左はハンガリー、右はブルガリアの「dm」レジ横で発見
デパート系のエコバはシックな色合いで、生地も厚め。高級感がある! 左からポーランド、アメリカ、ドイツで購入

そして、美術館や博物館のミュージアムショップ。もちろん、デザインはとてもいいし、作りもしっかりしています。ちょっと高価なのが残念。穴場は書店。お店のロゴが入った、デザイン性の高い個性的なバッグがディスプレイされていることがあります。最近いちばんのお気に入りは、ポーランドの書店のエコバ。国内各地の支店名がデザインされたシンプルなものだけど、本を入れるだけあってとても頑丈にできています。これで1枚200円くらい。10枚くらい買ってくればよかった!

ブックストアのエコバは、自由で知的でアーティスティックな印象。真ん中の持ち手が赤いバッグが、デザインも強度も抜群で大人買いすればよかった逸品。右はドイツの書店、他はポーランドの書店で購入
左は紙袋なのにショルダータイプ、右はレジ袋の形なのに不織布。どちらもエコバ聖地ドイツで

お土産やさんの「ご当地バッグ」も!


観光地へ行くと、土産物店では地名入りのバッグが見つかります。実用品というよりはまさに「お土産」なんだけど、現地ですぐ使うと気持ちが盛り上がるし、地元の人とも打ち解けやすかったりします。お店の人も心なしか、やさしい。ウクライナで、ウクライナの地図イラストのエコバを持っていたら、通りすがりのおじさんがバッグを指差して「この地図は、正しい」と満足そうに言って立ち去ったという思い出が…。スーパーのエコバほど安くはないけど、おすすめです。

ウクライナの地図バッグ。黄色×水色の国旗カラーのデザインも美しい、お気に入りのコレクション
ウクライナ製。左は首都「キエフ」、右は南部の都市「オデッサ」の街の名前がデザインされている「ご当地」バッグ
左は「キエフ」右は「ウクライナ」と書いてある「ご当地」シリーズ
左からチェコの「ブルノ」、「アルバニア」、ポーランドの「ワルシャワ」の地名入り。それぞれの街のセルフイメージが反映されていておもしろい

海外でエコバッグをコレクションする深いワケ

バッグは服と違って、体型に関係なく選べてすぐ使えます。しかもエコバッグのデザインはジェンダーフリー。性別を問わないし、年齢も問いません。買ったその日から一生使える。そして値段が安い! こんな素晴らしい旅の記憶、お土産があるでしょうか。
気がつくと、一生で使い切れないくらいのバッグが集まっていました。エコロジーどころではありませんが、好みのものを見つけると、また欲しくなる。「現地でしか買えない」という点も、旅人にとっては抗えないポイントなのです。

海外では、エコバッグを持っている人が多くて、それをウォッチングするのも楽しい。街の人のリアルな日常が見えてきます。ぎゅうぎゅうにモノを詰め込んだ人(何人家族なんだろう?)、たくさんのエコバッグを下げている人(無事に家まで辿り着けますように!)、大きなバッグを2人がかりで運んでいる人(何を運んでいるの?)、持ち手がちぎれたので本体を抱えている人(リッチなスーツ姿で)…エコバッグを通して見えてくるシーンは、まるで映画のようです。

ドイツのスーパーで、レジを出たところ。カートには、パンパンに膨らんだエコバッグが。こんなふうにさりげなく「テキトー」に普段使いしたい

エコバをおしゃれに使っている人もいるけれど、わたしが惹かれてしまうのは「テキトーな人」。ヨーロッパの街角で幾度となく、色あせて擦り切れたエコバッグを持っている人を見かけました。ボロボロになっても使う、黙々と荷物を運ぶ、その姿がカッコイイ。彼らのように、年季の入ったエコバッグを平然と持てる大人になりたいものです。

いろんな街で手に入れたエコバッグが、そろそろ100枚くらいになります。使いこなしたい、と思いつつ、じつは使うことをためらってしまう…。エコバッグはアートでもあるからです。絵柄のデザインを鑑賞する、質感を味わう、サイズ、形、持ち手のバランスを見る。一つ一つに個性があり、眺めては買った土地に思いを馳せる…。そんなことをしていると、なかなか日常では使えなくて。いくつかの「使う用」お気に入りを、そおっと使っているというのが現実。

エコバッグには、日用品を超える魅力があります。とはいえ、使ってこその魅力も。お国柄や文化が反映された海外エコバの世界。世の中が落ち着いて、海外旅行に行けるようになったらぜひ、スーパーで街で、エコバを手に取ってみてください。そして、これからの毎日、いつも片手にエコバッグを。

  • 取材・文・撮影Chiri

Photo Gallary18

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事