グローブ100万円!山根会長がクラウドファンディングに挑むワケ

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「貴重なもんばっかりやで」

男・山根が愛妻を支援するため、お宝をクラウドファンデングで大放出する――そんな驚きのニュースが飛び込んできた…!

ことの発端はこうだ。緊急事態宣言解除後もコロナ禍で苦境に立たされる飲食店が相次ぐなか、日本ボクシング連盟前会長・山根明氏(80)の妻・智巳さんがオーナーを務めるラウンジ「Oasis」も似た状況だった。「コロナで売上が80%減」と、以前、その苦しい胸中を本誌で吐露した経緯がある。

「6月1日からお店を再開しましたが、売上はいまもほぼ8割減。ホンマに大変ですけど、お客さんを呼びたくても気軽に呼べないんですね。ホステスの女の子たちにも、常連さんに対して営業メールをしなくて良いと言っているんです」(オーナーの智巳さん)

ラウンジがあるのは、大阪の今里。かつては花街で栄えたこの町もコロナでピタリと客足が遠のいた。ラウンジをオープンさせて約9年。かつてない逆風の中で、お店を再開させているという。コロナ対策として従業員は口元にフェイスシールドを義務付けて、店内もアルコール除菌を徹底して営業を続ける。

「実はこんな状況でも山根明の人気は凄かったんです。北は北海道から南は沖縄まで、予約も一切せずに、一か八かで会えたらラッキーという感覚でお店に来る人が大勢いたんです。いまでは僕が一番指名が多い、ナンバーワンホストなんです(笑)。とはいえ、お店全体の状況は苦しい。経営安定のためになにか出来ないかと考えたとき、クラウドファンディングを思いついて8月25日に申請をしたんです」

クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」(https://camp-fire.jp/projects/view/313710?list=projects_fresh)で、目標額を1000万円に設定して「妻のために頑張ります。応援よろしくお願いします!」と支援を募っているのだ。

ユニークなのは、その対価だ。「Oasis」の再建を図るべく、支援額によって山根明氏とのリモート飲み会やオリジナルTシャツ、CM出演など、ファンなら垂涎ものの数々を揃えたという。当の山根氏はこう説明する。

「喜んでくれる人がおるなら、そりゃ、男冥利に尽きる。私物や自宅に飾っていたお宝も出品したんや。最初、帽子とサングラスをセットにして、たった一人に“無冠の帝王”の称号をともにプレゼントしようと思ったけど、サングラスは度入りやから、誰もがかけられるというわけではない。せやから帽子だけにした」

この帽子、定価が約20万円の代物で、限定1点のお宝グッズだ。支援額が50万円と少々高額ながらも、過去の画像をネット検索すると同じ帽子を発見。年末のバラエティ番組の収録で被っているではないか。

「とっておきの帽子を被って収録に望んだらドッキリやって、帽子が汚れそうになったわ!」

アマチュアボクシングの監督として臨んだシドニーオリンピック。その際、スポーツメーカー「ミズノ」が非売品でごく一部のVIPに提供した赤ワインも出品された。支援額は77万7777円。

「ミズノスポーツ主催のパーティで突然舞台に呼ばれると、IOCサマランチ会長、FIFAのブラッター会長、IOCの金雲龍副会長、そして私の4人がミズノの水野正人会長から記念ワインを贈呈された。この光景を目撃した世界中のVIPらが一緒に写真を撮ろうと群がったけど、SPにストップされて誰も近づけさせへんかった。その時の写真は自著『男山根』に掲載されている」

まだまだお宝はある。国際大会の閉幕後のパーティでAIBA(国際ボクシング協会)のチョードリー会長から直接プレゼントされたブロンズ像は、山根氏のサイン入りで30万円とした。世界にたった一つだけの名前入りボクシンググローブは99万9999円で、「終身会長就任の際に『Winning』の社長から頂いた者」という。こちらは男・山根から直接手渡しが前提。贈呈式が同店で行われるため、人気商品となりそうだ。

最高値となったのは、山根明CM出演&セミナー開催。250万円と、ダントツに値は張るが一般的なタレント報酬と比べると安価で、しかも講演付きだ。

「実は前にCM出演のオファーがあったけど、断ってしまったんや。いま思えば申し訳ない気持ちで、ワシを宣伝に起用なんて嬉しい話やんか。次に来たら受けようと思って記載してもらった」

一方で最安値は支援額3000円でもらえる限定ステッカー。1万円なら、サイン入りの著書やサイン入りのCDのほか、限定Tシャツなどがある。ちなみにリモート飲み会は20分で5万円に設定。限定10人だ。

「あの騒動になった時、女房のお店にマスコミが大挙して押しかけて、その時もお客さんが一気に減って大変な目に合わせてしまった。こんな時だからこそ、恩返しというか、力になれればと思う。みなさん、よろしゅうお願いします!」

歴史に生まれた歴史の男は、新たなる未来をどう刻むのか、今後も見守りたい。

  • 取材・文加藤慶

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