『半沢直樹』出演者に、名門・暁星学園出身者多数のフシギ

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東京・浅草の老舗うなぎ店に向かう香川照之(右)と市川猿之助。従兄弟でもある。今年6月撮影

初回から8話連続で視聴率20%超えのドラマ『半沢直樹』(TBS系)。「お・し・ま・い・DEATH!」「何、口ごえしてんの? やれって言ったら、やるのよ。アンタ男でしょ?」「アンタからは腐った肉の臭いがする」。キャラクターの濃い俳優たちが繰り出す数々の名セリフも、視聴者にウケている一因だろう。『半沢』の大ヒットを受け、注目される学校がある。キャラ立ちする出演者の多くが、同じ学校の出身なのだ。

東京中央銀行の頭取・北大路欣也、取締役・香川照之、証券営業部部長・市川猿之助、東京セントラル証券の営業企画部調査役・賀来賢人……。

彼らが卒業したのは、東京・千代田区にある名門・暁星学園だ。同校OBが語る。

「北大路欣也さんは、京都の生まれで中学は大阪にある同志社香里に入学します。しかし父親で俳優の市川右太衛門さんの影響で、幼い頃から役者を目指して北大路さんは、標準語を身に着けるために東京の暁星中学に転校したんです。暁星に移ってから、役者としての才能が開花。15歳で映画『少年三国志』で主演を務め、翌年からは当たり役となる『旗本退屈男』シリーズが始まります。

暁星には歌舞伎役者を中心に、芸能人のOBが多い。二代目・中村錦之助さん、十代目・松本幸四郎さん、十八代目・中村勘三郎さんをはじめ、モト冬樹さん、グッチ裕三さん、藤村俊二さんらも卒業生です」

カトリックと歌舞伎の親和性

暁星中学に転校した北大路欣也。70代になってさらに演技に凄みが増した

なぜ暁星には、卒業生に歌舞伎役者や俳優が多いのだろうか。受験に詳しい、森上教育研究所所長の森上展安氏が解説する。

「暁星はフランスの『マリア会』という修道会が設立した、東京で唯一のカトリック系男子校です。校則は厳格で、教師も生徒に厳しく接します。規律が重んじられるんです。歌舞伎界も伝統的な作法を守らなければならず、親和性があるのでしょう。

また暁星は中学募集もしていますが、小学校からの一貫教育が基本です(幼稚園も併設)。小学校受験では、子どもの学力だけでなく家庭環境や家柄なども重視される。梨園の名門は、入試で大きなアドバンテージになるんです」

家柄も見られるためか、暁星に通う生徒は裕福な家の子どもが多い。森上氏が続ける。

「おカネ持ちの家の子が多い割に、キリスト教の福祉精神が働いているのか、学費が安い。人気が高い理由です。サッカーを中心にスポーツも盛んですよ。社会のリーダーを育てるのが目標で、勉強も厳しい。毎年100人以上が医学部に進み、東大にも10人前後の合格者を出す、都内屈指の進学校としても知られています」

暁星の実力は、『半沢』出演俳優たちの活躍にも表れている。名門校は今後も実力派タレントを輩出し続けそうだ。

賀来賢人と榮倉奈々の夫妻。おしどり夫婦として知られる。19年11月撮影
東京・千代田区にある暁星学園。今年度も東大6人、早大49人、慶大42人など有名大学に多数の合格者を出した
キリスト教の学校らしく校門近くにはマリア像が

Photo Gallary5

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