元エリート自衛官が同人誌サークル代表になった必然の理由

幹部候補生試験を2位でパス  陸自のミサイル部隊や情報部門に8年勤務

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「男の娘(こ)」をテーマにする同人誌サークルの代表を務める。「漫画のシナリオを作る際は、人間の行動の整合性を常に考えています。これは自衛隊時代に養われました」(kozi氏)

「陸上自衛隊に所属していた頃から、戦車を操縦するよりも、漫画の原作を考えることのほうが好きでしたね」

そう笑いながら話すのは、コミケやネットで成人向けコミックを販売している同人誌サークル代表のkozi氏だ。

特殊な本やグッズで溢れた、雑然とした仕事場でiPad片手に作業する彼はいかにも怪しげ……。だが、実はほんの数年前までは自衛官で、しかも、有名大学卒業後、倍率20~30倍と言われる幹部候補生試験に合格したエリートだった。

「試験合格者500人中2位でパスしました。同時に国家公務員採用Ⅰ種試験(当時)にも受かっています。陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業後は、ミサイル部隊で小隊長を務めていました。その後、詳しくは明かせませんが、国内外の情報収集をする任務についていたんです」(同前)

8年間勤務し、順調に出世の道を歩んだが、’14年、3等陸佐を最後に退官する。

「モンキー・パンチ先生を尊敬していて、高校時代から漫画の原作を考えていました。在職中に同人誌の編集を何冊か手がけるなかで、原作者として生きていくのはアリだなと。いまは原作者およびサークルの代表として、25人の漫画家と仕事をしています。儲かるか? コミケはまさに戦場のごとく競争が激しいのですが、あるジャンルで一番のサークルと言われるくらいは稼いでいます。先日、300万円のロレックスを買いましたよ」(同前)

自衛隊にはいろんな人がいるものだ。

陸上自衛隊時代に安倍晋三前首相と記念撮影したこともあった
ミサイル部隊では小隊長として20人の隊員を指揮していた

『FRIDAY』2020年9月25日号より

  • PHOTO濱崎慎治

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