ダルも衝撃 カブス2Aコーチが元カノ射殺「事件後の異様な行動」

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カブスの本拠地、シカゴにある「リグレーフィールド」。コーチの殺害事件にチームはスグ哀悼のメッセージを発表した(画像:ロイター/アフロ)

男性が自宅に戻った時のことだ。パン、パン、パン! 屋内から聞こえてきたのは、数発の銃声。慌てて家の中に入ると、突然ベッドルームから現れた男が拳銃を向けこう叫んだ。

「オマエも撃たれたいのか!」

驚いた男性は、裏庭に逃げ警察に通報。安全を確認してからベッドルームに入ると、血だらけになった同棲相手の女性が横たわっていたーー。

メジャーを震撼させる事件が起きたのは、10月2日のこと。ダルビッシュ有が所属するシカゴ・カブス2Aの投手コーチが、アリゾナ州フェニックスに住む34歳の女性を射殺したのだ。犯人はチャーリー・ヘイガー容疑者、37歳。殺害されたダニエル・ブリードさんは、ヘイガー容疑者の元交際相手だった。

ヘイガー容疑者とは、どんな人物なのだろうか。メジャーに詳しい、スポーツジャーナリストの友成那智氏が話す。

「変則に動くナックルボールを得意とし、06年からホワイトソックスやドジャースで活躍していました。メジャーデビューした時に、2試合連続でイチローを三振にしとめ話題になっています。井口資仁(現ロッテ監督)や黒田博樹(元・広島)と同僚だった時期もある。メジャーでは5年間で34試合に登板し、2勝7敗の成績です。

カブス傘下のコーチとして雇われたのは、昨年11月から。しかし新型コロナウイルス感染拡大により、マイナーリーグの試合は中止になりました。春以降は、仕事がほとんどなかったようです」

370km逃亡しグランド・キャニオンで……

チーム活動がなくなり、塞ぎ込むことも多かっただろう。収入も激減し、破局した元交際相手のブリードさんを頼り復縁を望んでいたようだ。

「しかし、すでにブリードさんには新しいパートナーがいました。それでもヘイガー容疑者は、彼女に連絡を取り続けたようです。ブリードさんは接触を拒否。ヘイガー容疑者が近づかないよう、警察にも相談していたようです。頼る人もないヘイガー容疑者は精神的に追い詰められ、犯行に及んだのでしょう」(友成氏)

驚くのは、ブリードさんを殺害した後のヘイガー容疑者の行動だ。目撃者がいたことから、警察は殺人と加重暴行の容疑で彼を指名手配。「武装してとても危険だ」と、メディアを通じて住民に訴えていた。

「ヘイガー容疑者は、事件現場から自分の車で逃亡をはかります。ほとんど休むことなく、車を走らせ続ける。ただ車内のラジオなどから繰り返し自身の犯行が流され、もう逃げ切れないと思ったのでしょう。たどり着いたのは、現場から370kmも離れた、観光名所として世界的に有名な峡谷グランド・キャニオン。

彼は車を止めると、ハイキング用のトレイルで谷へ下り始めます。人気のない場所に着いたヘイガー容疑者は、所持していた拳銃を出すと銃口を自分のこめかみに。そして……引き金を引いたようです」(米国在住ライター)

10月3日午後4時過ぎ、ヘイガー容疑者の遺体は発見された。所属先のカブスは「(新型コロナの影響でヘイガー容疑者の)チームでの関わりは限られていました。遺族にお悔やみを申し上げます」と声明を発表。事件が起きたのは、ダルビッシュにとっても因縁深い日だった。7回2失点と好投しながらワイルドカードでマリナーズに完封負けし、今季最終戦となった当日だったのだ。

  • 写真ロイター/アフロ

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