財産隠しで実刑確定の羽賀研二 いまだ1円も賠償しない「面の皮」

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実刑が確定した羽賀研二とまだ裁判を続ける元妻の麻由被告(‘06年)

偽装離婚により財産を元妻に譲渡し詐欺事件の被害への賠償を逃れるようとした強制執行妨害に関する罪に問われていた元タレントの羽賀研二被告。最高裁への上告を取り下げていたことが10月5日に判明し、これで福岡高裁那覇支部の判決である懲役1年2か月の実刑が確定した。

羽賀と言えば、‘01年に不動産会社経営のA氏に未公開株の売買を持ち掛け、4億円近くを騙し取った。A氏は当時の様子を振り返る。

「羽賀は医療関係の会社の未公開株を安く仕入れ、それを他人に高く売りつける商売を見つけたのです。だから彼からは、朝から晩まで携帯電話に『お金を振り込んで下さい。絶対に儲かります』って掛かってきましたよ。

ボクはそれほど興味がなかったんですが、とにかくしつこい。でも元本が割れたら羽賀が補償するという一筆を入れさせて、計3億9千万円あまりを“投資”したんです。もし、絶対に儲かるなんてことを信じていたなら、ボクもそんな一筆は入れさせませんでした」

報道では羽賀がA氏に儲け話を吹き込んだということになっているが、実情は全く異なっている。羽賀にしつこく頼まれるまま、新たなビジネスへ投資しただけのようだ。

‘07年に羽賀は詐欺などの容疑で逮捕され、‘13年に懲役6年の刑が確定し沖縄刑務所に服役。‘19年には満期を迎え釈放された。

一方A氏は、民事裁判でも羽賀に損害賠償請求の訴えを起こす。‘16年秋には3億9千万円の賠償額が確定するが、いまだに1円もA氏には支払われていない。

「ボクに3億9千万円を賠償しなさい、という判決が下って確定しているのに、あいつは一円たりとも払っていない。『お金がありません』『財産はないんです』って裁判で演じ続けていたんです。でもそれが全部ウソだった……。あいつは本当に、稀代の悪党ですわ」(A氏)

裁判で金欠を訴えるウラで、羽賀は生まれ故郷の沖縄に16の物件を所有。それらは匿名のタレコミにより判明するのだが、そこの家賃収入だけでも300万円ほどあることも記されていた。

「‘16年10月に民事裁判の判決が確定したのですが、その約2か月後に羽賀は妻と離婚。しかも、所有するすべての不動産を妻名義に書き換えていた。こんなのは、ボクに取られないようにする明らかな財産隠しですよ。ヤツは刑務所に入っても、まったく反省なんてしてないのでは」(A氏)

A氏が沖縄県警に告発してから約1年半後の‘19年1月18日。離婚は資産の差し押さえを免れるための“偽装離婚”だったとみて、強制執行妨害などの容疑で羽賀と元妻である當眞麻由被告が逮捕された。

一審は羽賀が懲役1年6か月、麻由被告も懲役1年6か月だったが執行猶予3年が付いた有罪判決。今年9月の高裁判決は羽賀が懲役1年2か月、麻由は懲役1年2か月執行猶予3年の有罪判決だったが、羽賀は10月4日に最高裁への上告を取り下げて刑が確定した。麻由被告は上告をしたままである。

偽装離婚で妻に財産を渡し、被害者であるA氏への賠償を回避しようとする羽賀。生前の梅宮辰夫氏が『稀代のワル』と断じたが、A氏の代理人である弁護士も怒りを露わにする。

「羽賀氏は財産を隠して『お金がない』と主張し、裁判費用も国の救済制度を利用していたんです。自らの弁護士も欺いていたし、世話になっていたAさんに対して全く返済もなく、謝罪もない。彼は『一か八かの人生』を歩んでいるとしか思えない。一生、返済せずにAさんの借金を背負って生きていくんでしょうね」

担当弁護士もAさんからの弁護士報酬を十数年に渡って受け取っておらず、ボランティアで支援している状況だ。それでも、A氏が賠償金を受け取るには、まだまだ時間が掛かるだろう。

かつては自らを「誠意大将軍」と謳っていた羽賀。誠意の欠片があるのであれば、一刻も早くA氏に賠償するべきではないだろうか――。

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