矢野監督がルール違反会食も不問…コロナで迷走「阪神の特殊事情」

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ベンチでも表情がさえない矢野監督。謝罪はしたが「許可を得ていた」と釈明

ルール違反でも事前に許可をもらったらお咎めナシ?

イマイチ納得のいかない不祥事が明らかになったのは、10月12日のことだ。阪神・矢野耀大監督(51)が今夏、内規で定められた「4人以内」を大幅に上回る人数の選手やスタッフらと会食していたと、『夕刊フジ』が報じたのだ。

報道を受け、球団は「チーム強化に資する内容と判断したため許可を出した」と、事前に認めていたと釈明。矢野監督は「許可をもらっていたとはいえ認識の甘さがあった」と謝罪した。

「3月に藤浪晋太郎ら3選手が新型コロナウイルスに感染したことが発覚した時、矢野監督は『反省と責任はウチにあると思う。しっかり受け止めないとダメだ』とキッパリと話していました。

しかし9月に福留孝介らが内規違反の会食をし、7人の感染がわかった際はトーンダウン。『ちょっと言葉が難しいな。なんとも言いようがない……』と、歯切れが悪かったんです。自身も内規を破った食事をしていたため、後ろめたさがあったのかもしれません」(スポーツ紙担当記者)

沈黙する在阪メディア

感染以外でも、阪神ではコロナ関連のトラブルが起きている。エースの西勇輝が緊急事態宣言中の5月に、県をまたいで滋賀県内でゴルフ。不倫相手の女性と三重県で会っていたことが、『週刊文春』の報道であきらかになった。

「さらに今回の監督の会食でしょう。球団としては不問にして、事を荒立てたくないというのが本音でしょう。矢野監督には、藤原崇起オーナーが来季続投を要請したばかり。内規違反を問題視すれば、要請を撤回し監督の責任を問わなければなりません。最悪、任期途中(矢野監督の任期は来季いっぱい)の辞任にも発展しかねませんから。

ただファンからは、不満の声が多く聞かれます。許可さえあれば内規違反をして問題ないなら、なんのためのルールかわかりませんよ」(球団関係者)

不思議なのは、在阪メディアが一連の不祥事を大きく報じないことだ。

「球団の顔色をうかがっているからですよ。コロナの影響で選手や幹部の個別取材ができず、コメントを取るには球団を通すしかありません。批判的な記事を書いて、出入り禁止になるのを恐れているんです。不祥事の第一報を報じるのは、週刊誌や夕刊紙ばかり。今回の矢野監督の会食も在阪メディアの間では有名な話でしたが、スポーツ紙は忖度して書こうとしなかったんです。

阪神も、そうした批判なき体質に甘えている。手厳しいことを言える人間が、メディアを含め身近にいないんです。巨人の原辰徳監督が、『事実ならば悪口を書かれても仕方ない。チャカされるのも結構。注目されることが大事』と話しているのとは大違い。根本的に体質を変えないと、またトラブルが起きるかもしれません」(前出・記者)

不祥事の責任をとり、揚塩健治・球団社長が今季限りの辞任を発表したばかり。タイガースの迷走は続く。

  • 写真共同通信社

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