愛妻家・湯原昌幸が作詞作曲「浮気ソング」で芸能界不倫ブームに喝 | FRIDAYデジタル

愛妻家・湯原昌幸が作詞作曲「浮気ソング」で芸能界不倫ブームに喝

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「あまのじゃく」新曲発表会に登場した湯原昌幸(左)と福田みのる(右)
「あまのじゃく」新曲発表会に登場した湯原昌幸(左)と福田みのる(右)

芸能界1、2の“愛妻家”として知られる歌手でタレントの湯原昌幸。13歳年下の妻である女優・荒木由美子との「おしどり夫婦」ぶりはテレビや雑誌など、メディアで頻繁に取り上げられてきた。

そんな湯原が、自ら作詞作曲した新曲「あまのじゃく」を7月15日に発表した。自身は今回歌わず、デビュー23年のベテラン歌手・福田みのるに楽曲提供した形だ。

実はこの歌、浮気した男性を捨てる女性の心情をつづったもの。愛妻家の湯原だけに、意外なテーマに感じるのだが……。

「恋愛経験や人生経験を含め、書き溜めてきた男と女の在り様っていうものを、歌にしたって感じです。他にもいろいろ作っているんですが、これが一番分かりやすくできたかなって」

あえて女性目線で描いたのにも、ワケがあるという。

「やっぱり、浮気な男性に翻弄される女性の方がドラマになるじゃない。昔の歌は女性が“耐えて忍んで”って感じだったけど、今はトンデモないからね(笑)。女性の方が俄然、強い。その強さというものを出したかったんです」

歌詞の中では浮気する男に強気に別れを告げる女性。だが、そのウラで悔しさに涙する姿も描いている。

「女性って男に捨てられても未練を持ちませんよ。男は“もう一回やり直そう”って引きずるけど、女性は別れを決めたらはっきりしている。その女性の冷たさと男の未練がましさを含め“裏と表”を表現したかった。

だから『…でもね』っていう歌詞がこの歌の肝。傷ついているんだけど、それを勲章にする女性の強さ。それが言いたかったんだね」

「あまのじゃく」は渾身の一曲に仕上がったため、当初は湯原自身で歌うことも考えたという。だが、福田が歌うことになったウラには、妻である荒木の存在もあったようだ。

「この曲をカミさんが聞いたら“他の人に歌ってもらった方が、曲が浮き上がるわね”って言われたんですよ。僕はどうしてもコテコテに歌っちゃう。でも、福田くんの低音でシンプルに歌ってくれると、詞とメロディーの世界観がフワッと浮き出てくるんです。この効果はあったと思いますよ」

曲を聞いた福田も、この曲の持つ魅力に瞬時に虜になったようだ。

「聞いた瞬間、理屈ではなく僕は面白い曲だと思いましたね。サウンド的に一瞬で惹かれたんですよ。この企画を持ってきてくれたプロデューサーに“これ、ぜひお願いします”って感じでした」(福田)

湯原が歌のキーポイントと話した“…でもね”という歌詞。福田もその部分を大切にしている。

「『…でもね』っていう本音の部分をどう使い分けて歌えるかと、ずっと考えていましたね。それが自然に出て来れば、いいかなって。“女の勲章よ”って言いながら、『…でもね』って本音が出ていけば。アグレッシブな部分と低音の部分をいかにドラマ仕立てで感じていただければと思います」(福田)

芸能人を見ても、不倫した夫に妻が離婚を突きつけるケースが多くなってきた。そんな“芸能界の不倫ブーム”について、湯原は一刀両断する。

「勝手にやればいいんじゃない(笑)。僕は悪いけど、若いころにたくさん遊ばせてもらったんで。いろいろあったけど……(爆笑)。

でも、結婚した相手が荒木由美子でしたから、これはチャラチャラできないなと。そういうのが自分の中でできましたね。だから、不倫する人は経験が足りないと思う。するんだったら分からないようにしないと。僕は絶対ウソが顔に出ちゃうから、すぐに見破られちゃうと思うのよ。だからしないの。腹くくったのよ(笑)」

荒木は湯原の母を20年に渡って介護。その壮絶な体験は書籍になり、講演活動なども行っている。まさに夫婦を超え、家族としての絆は盤石だ。

「“下半身は別人格”って人は僕の周りにもたくさんいるけど、だいたいどこかでコケたり、痛い目にあったりしている。表に出てないだけだよ(笑)。僕も独身のときに経験しているからね。だから、結婚してからはしようとは思わない。不倫はそのリスクとお金と時間を考えたら、もういいわ」

そう苦笑いする湯原。73年の人生で経験してきた男と女の駆け引き模様が、「あまのじゃく」には濃密に詰まっている――。

  • 取材・文荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    埼玉県さいたま市出身。夕刊紙、女性週刊誌を経て現職。テレビやラジオにもレギュラー出演中

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