いまさら聞けない「Go Toトラベル」最強の活用術教えます | FRIDAYデジタル

いまさら聞けない「Go Toトラベル」最強の活用術教えます

まだ間に合う!急げ! 交通機関のキャンペーンとホテル割引を利用すればこんなにお得!

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10月から東京もGoToトラベルの対象に加わり、浅草寺にものぼりが出た(写真:アフロ)
10月から東京もGoToトラベルの対象に加わり、浅草寺にものぼりが出た(写真:アフロ)

トラベルジャーナリストの橋賀秀紀氏が興奮気味にこう話す。

「Go Toトラベルのすごいところは、繁忙期の年末年始であろうと普通に適用になるところです。しかも、帰省だろうが、出張だろうが、合宿免許だろうが、目的は一切、問わずに旅行代金の半分(上限2万円)が支援される。そのうえ、回数制限もありません。

キャンペーンの原資は国費ですから、Go Toを使っても使わなくても、国民はそのおカネを払うことになります。自分が使わなくても誰かが使って、それで予算を使い切ったら終了。だったら、使わないと絶対に損ですよ。たとえるなら、最初から割り勘と決まっている飲み会。みんな同じ金額を払うのに、何も頼まずに割り勘負けするようなものです」

ついに東京でも解禁されたGo Toトラベルを活用した予約が殺到している。大手宿泊予約サイトは割り当てられた予算枠を使い果たす可能性からか、10月10日に割引の制限を開始。一時、「じゃらん」などでは割引の上限金額が3500円に減額され、「楽天トラベル」では割引クーポンが1回しか使えなくなった。

混乱を受けて政府は急遽、給付金を追加支給することを表明。10月13日午後からすべての予約サイトで従来の割引を受けられるようになった。

「JR東海がJR東海ツアーズなどの旅行会社に安く新幹線を提供する『ひさびさ旅割引』を使ったツアーは非常に魅力的です。たとえば東京発着で京都のシティホテルに滞在する1泊2日のツアーが2万円前後で利用可能。Go Toトラベルが適用されて約1万3000円で購入でき、約3000円分の地域共通クーポンがついてくる。東京から京都までの新幹線代を考えると、いかにこのキャンペーンがおトクかがわかると思います」(淑徳大学観光経営学科教授の千葉千枝子氏)

地域共通クーポンは多くの場合、宿泊先で受け取ることになっている。旅行期間が記入され、その期間中にしか使うことができないので注意が必要だ。

「地域共通クーポンは、お土産店や飲食店でしか使用できないイメージがありますが、それは誤解。その地域のコンビニや家電量販店、ドラッグストアでも使えます。使い途に困ったら、これらの店舗で生活実用品を購入すればいいでしょう」(節約アドバイザーの丸山晴美氏)

実質負担額が0円!?

箱根をはじめ全国で温泉旅館を展開する共立リゾートは、一風変わったプランを提供し始めた。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子氏が紹介する。

「タクシーが自宅から宿まで送り迎えしてくれる『直幸往復便』です。タクシーを新幹線や飛行機と同じ交通手段とみなしてパックに組み込み、Go Toトラベルの対象にした画期的なプラン。箱根小涌谷温泉の宿なら、一人1泊4万1250円が1万4000円引きで、さらにクーポン券が6000円分ついて、実質2万1250円。二人でも4万2500円で都内の自宅から宿までタクシーで送迎されるので魅力的ではないでしょうか」

交通機関とセットになったパックツアーの予約にこだわる必要もない。旅行ジャーナリストの村田和子氏はこう言う。

「JR東日本では20日前までの早期予約で新幹線や特急列車が半額になる『お先にトクだ値スペシャル』を、JR西日本ではエリア内の新幹線や特急が乗り放題(指定席は6回まで)の『どこでもドアきっぷ』を発売しています。交通費はこれらの切符を活用し、宿は別に予約して、Go Toトラベルを適用させるハイブリッドな使い方もいいでしょう」

有名ホテルはほとんどが公式の予約サイトでGo Toトラベル対象のプランを用意している。注意が必要なのは、サイトで予約しただけでは、割引適用にならない点だ。予約後、ホテルの案内にしたがって「STAYNAVI(ステイナビ)」などの外部サイトで予約情報を登録し、割引クーポンを発行してもらわなければならない。クーポン番号をフロントで見せる必要があるので、プリントアウトして旅先に持っていったほうが安心だろう。

こんな機会だから都心のラグジュアリーなホテルに泊まってみたい人も多いはずだ。ホテル評論家の瀧澤信秋氏がおすすめの高級ホテルを紹介する。

「最近はビルの上層階にフロントやロビーがあるホテルも増えてきましたが、車でエントランスに乗り付けたらすぐにラウンジロビーがある、というのがラグジュアリーホテルの王道だと私は思っています。その点、竹芝にある『ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ』は昔ながらの一棟建てのホテルで、1階にはハイセンスなラウンジがドーンと広がっている。海に面していて、夜景もきれいです。非日常にトリップできます。

 グランドプリンスホテル高輪内にある『高輪 花香路(はなこうろ)』は日本情緒を満喫できる都内でも珍しい旅館です。日本庭園に隣接していて、本格的な風情(ふぜい)が満喫でき、日本人にもうれしいサービスが盛りだくさん。Go Toトラベルで手が届く値段まで落ちてきているので、少し贅沢をして、新しい東京を満喫してください」

大阪では、東京都民を対象にしたおトクなキャンペーンが開催されている。

「『ホテルニューオータニ大阪』は『OSAKA EAT&STAY from TOKYO~東京都民限定24時間ステイ~』というプランを出しました。平日宿泊で一人2万円なので、支払額は1万3000円。そこに3000円分の地域共通クーポンと、館内の飲食店などで使えるホテルクレジット1万円分がついてくる。実質負担額は0円です」(航空・旅行アナリスト・鳥海高太朗氏)

予算には上限があり、いつ終了するかはわからない。早速、予約をしよう。

(紹介しているプランは、本記事掲載時には変更されている可能性があります)

(紹介しているプランは、本記事掲載時には変更されている可能性があります)
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渋谷にあるユニクロでも「地域共通クーポン」を使うことができる
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(紹介しているプランは、本記事掲載時には変更されている可能性があります)
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『FRIDAY』2020年10月30日・11月6日号より

  • 写真アフロ、時事通信

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