波瑠『リモラブ』でも描かれた「リモート恋愛」その実態

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今年3月、渋谷ロフトから同店の買い物袋を持って出てきた波瑠。キャラクター雑貨などの小物を購入していた

コロナ時代のリモート恋愛を描いた波留(29)主演のドラマ『#リモラブ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)。オンライン上で出会った、名前も顔も素性も知らない相手とコミュニケーションを育み、愛が生まれていくという物語。そんなのはドラマだけの話かと思いきや、これがどうやら現実にも当たり前に起こっているようなのだ。

美人だがコミュニケーションスキルに欠ける産業医の大桜美々(波留)は、オンラインゲームで出会った見ず知らずの相手と、SNS上だけでのやり取りを始める。朝の5分、昼休みの5分、寝る前の5分……と。その他愛もな会話はやがて恋心へと発展していく。が、そこで立ちはだかってくるのが、リモートの恋愛をリアル恋愛につなげていくという難しさだ。

“檸檬”と名乗るその相手は、美々に「会おう」と持ちかけるのだが、“檸檬”のことを理想化している美々はイメージが崩れることを恐れて二の足を踏んでしまう。そして実際の“檸檬”はというと、ちゃっかり彼女持ち。こんなハチャメチャな展開なのだが、実は女性誌で恋愛記事を手掛けているライターによると、美々と同じようなリモート恋愛をしている女性は急増していると言うのだ。

「昨今の婚活中の女性のほとんどは、マッチングアプリで相手と出会っています。ところがコロナ問題が起こってからは、アプリ上でマッチングしても簡単に会うことができなくなりました。そこでオンライン上だけのやり取りを重ね、一度も会うことがないまま付き合い始めるカップルも多いのです」

一度も会うことなく交際!?

実際にどのようなケースがあるのか聞いてみた。

「ある女性は、マッチングアプリで知り合った男性と会おうとしたものの、彼が『君に万が一コロナを移してはいけないから』とストップをかけているそうです。そうしてLINEのやり取りと、寝る前の電話だけ、という交際をずっと続けているとのこと。

彼女は『私のことを考えてくれて、何て優しい人!』と感動していましたが、それを言っていたらコロナが治まるまで会えないことになってしまう。おそらく男性には彼女がいて、ドラマの“檸檬”同様、リモート恋愛ならぬリモート浮気を楽しんでいるのではないかと思われます」

また、こんなケースもあるという。

「ある女性は、自分のTwitterに連絡をくれた遠方に住む男性に、押しに押されて一度も会ったことないまま付き合うように。でもよく聞いていると、やり取りは電話とLINEトークだけで、顔が見えるビデオ通話はしたことがないんだそう。彼女によると、一応彼の名前を検索したところ『30歳のレコード会社社員』というSNSがあったので嘘ではないはずだ、と言っていました。

でも、SNS上の人物を勝手に騙ることなんて簡単にできます。彼女は『本当に優しい人なので大丈夫だと思う』と信じていましたが、何とも危なっかしいものだと心配になったものです」

このような状況に陥った場合、本気の相手とそうでない相手を見極める方法はあるのかについても聞いてみた。

「とにかくできるだけ早く会うことです。『会おう』と言って何だかんだと引きのばしてくる相手なら、それはもうアウトとみなして間違いない。すぐにフェイドアウトしてください」

真剣に相手を探している人たちにとっては、何とも大変な時代になったものだ。『#リモラブ』も、せっかくコロナ時代の今の恋愛を描こうとしているのなら、夢物語ではなくとことんリアルを描いてもらいたいものだと思う。

  • 取材・文奈々子

    '72年生まれ。愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影足立百合

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