大阪「極秘パーティー摘発事件」参加女性が明かすその実態

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
「極秘パーティ」に参加していたA子さん

「私がこの件について知らされたのは、摘発された12時間後。10月4日の日曜日の朝です。同僚の女のコから連絡がきて、『私たちにも影響があるかもしれないから、警察には何も知らないふりをしよう』とも言われました。けど、Xさんの几帳面な性格上、絶対に参加者の帳簿をつけていると思ったんです。すぐにバレるような嘘をつくと、より疑われるので真実を話そうと言いました。

その週の金曜日、いざ事情聴取が始まると、刑事さんから帳簿があると説明されて、肩の荷が下りた気分でした」(A子さん)

10月3日の午後19時29分。南警察署から徒歩5分の場所にある大阪市内の一軒家に、捜査員約20名がなだれ込んだ。

「動くな!」

逮捕されたのは男女計7名。容疑は「公然わいせつ」である。実はこの一軒家、「X会」(仮名)という、いわゆる「乱交パーティ」を開催する根城だったのだ。

捜査員が踏み込む30分前に、この家でパーティが始まったばかりだった。

在阪の社会部記者が説明する。

「パーティには女性2人、男性は5人いたそうです。捜査員が踏み込んだ時は全員が全裸。行為の真っただ中で、主宰者のX容疑者は売春防止法違反の容疑で逮捕された。彼は約11年前からこのパーティを主宰していたのです」

この会、サイト上では男性の参加費は1万5000円で女性は0円と、あくまで趣味の会を装っていた。冒頭のA子さんは20代から8年間、この会に参加。

「女性にはその対価のギャラが支払われていた。趣味ではなく仕事として参加していました」(同)

A子さんは実態についてこう暴露する。

「警察はすべてお見通しでした。とにかく事情聴取では『どのぐらい稼いだか?』をしつこく聞かれたんです。私はこの1~2年間はあまり参加してはいなかったので、月10万円稼いだかどうかでした。一番多い月の収入? 60万円ぐらいです。8年間で1000万円を超えたぐらいの収入でした」

彼女自身の本業はデリバリーヘルス業だ。X氏から会に誘われたのが約8年前。コミュニティサイトを経由して、だった。当時は女性に成りすましたX氏からメッセージが届いたという。

参加者にはこのようなラインが送られてきていた

「私はすでに風俗で働いていたんで、性的なパーティーへの参加もあまり抵抗がなかった。誘われるまま、参加した感じですね。段々と実態が見えてきて、会員さんは主に口コミか、当時府内にあったバーでお客さんを募集していました」

警察からの摘発に細心の注意を働かせ、会員になるためには何度かの面接を経る必要があった。府内にバーをオープンさせて、会員の見極めに用いられたという。男性は全裸になって会員の資格を有するかどうかを見定められるとも…。

逮捕されたX氏

「過度とも思えるぐらい審査を厳しくしていたのにはワケがあるんです。しばらく前に、府内のホテルで、大阪府警の現役警察官とOBが性的な事件で逮捕される一件があった。実はこの会も同じホテルを使用していたんですね。

それで、Xさんが警戒心を強めてしまって、ホテルの使用を諦めて今の一軒家に移った。それまではワンフロアを借り切って、女のコがいる部屋をお客さんがぐるぐる回って遊ぶスタイル。以前は梅田の堂島にあるホテルも借りていた」

ホテルから一軒家に移って以降、この会はさらに手綱を締めたという。すべては警察からの摘発を逃れるためで、一軒家に移ると売上は一気にダウン。毎回、同じ部屋となると代わり映えがしないということで、常連客ほど距離を置き始めたのだ。毎日のようにあったパーティが次第に週2回となったのもこの頃だ。

参加した時の様子を振り返るA子さん

「Xさんは70歳までに1億円の貯蓄をすることが目標と言ってましたが、今回の逮捕でそれも無理になったでしょうね」

摘発に至った経緯は、なんとも呆気ない。A子さんによれば「刑事さんが『タレコミがあった』と言っていた」とのこと。元常連客か、はたまたライバル店か…。

真相は定かでないが、今年1月に通報を受けて以降、逮捕に至る10月まで警察は内偵を続けた。向かいのビルにカメラを設置して映像で建物の出入りを撮影し続けていたという。

「過去を遡ると、会員が多すぎるとのことで、警察でも全容を把握できていないみたい。何年も来てない人もいる中で、警察はなぜか常連客探しに躍起でした。その理由は教えてくれませんでしたが、1枚の集合写真を見せて『この中に知っている人はいるか』と聞くんです」

女性の総数は13人前後。1人の音信不通者以外は、全員が南署に呼ばれたという。女性参加者の中で、風俗経験者は4人。ほかは主婦や社会人だった。

X容疑者は取り調べ中、「女のコは大丈夫かな?」としきりに気にする様子で、「会でも常に女性優先。女の子の嫌がることは禁止事項として壁に貼ってたほど、大切にしてもらったんです」という。

縮小しても続けられた理由はこんな所にあったのかもしれない。コロナ禍といえど、人間の欲望にフタをするのは難しかったようだ。

Photo Gallary5

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事