伊藤健太郎 ひき逃げでバッシングも撮影現場からは「意外な声」 | FRIDAYデジタル

伊藤健太郎 ひき逃げでバッシングも撮影現場からは「意外な声」

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10月30日、警視庁湾岸署から釈放され報道陣に頭を下げる伊藤。現場からは意外に温かい声も聞こえる(画像:共同通信社)
10月30日、警視庁湾岸署から釈放され報道陣に頭を下げる伊藤。現場からは意外に温かい声も聞こえる(画像:共同通信社)

若手俳優として飛ぶ鳥を落とす勢いだった伊藤健太郎(23)が、人身事故を起こし逮捕された。数えきれないほどのドラマや映画、舞台に引っ張りだこの伊藤だったが、今後これらのオファーは全て途絶えるだろう。出演中だった多数のCMも、続々と放送中止となっている。

そんな伊藤の不祥事によって空いた枠を、若手イケメン俳優を抱える多くの事務所が、虎視眈々と狙っているーー。そんな報道もなされているが、芸能界はそこまで甘くもないようだ。今は伊藤へのバッシングが強いだけに表に上がってきていないが、伊藤の代わりはいないと考えている芸能関係者も少なくない。ある映画配給会社スタッフは次のように言う。

「伊藤さんは小さな事務所の出身。事務所の力で大きい役をもらうことができず、コツコツとオーディションを受け、小さな役から実力だけで頭角を現してきたという、最近では珍しい存在です。その結果、『伊藤健太郎に演じさせたい』と次々とオファーが舞い込むようになった。

昔の役はともかく、彼が最近演じているのは、いわば伊藤健太郎用に生まれた枠。彼がいなくなれば、枠自体消えるものも多いのです。もちろん、だからといって彼の復帰を応援するつもりはありませんが、『後釜に……』と期待するのは少々甘すぎるでしょう」

嫌いなものは嫌い

また多くの俳優をインタビューするテレビ誌ライターも次のようにコメントしている。

「仕事柄多くのドラマ、映画を見ていますが、伊藤健太郎の演技力は若手男子の中で飛び抜けています。その証拠に彼の出演した作品は、成功をおさめているものが多い。事務所が小さいためどうしても脇役が多いのですが、実は彼の演技が効いている、という作品は多いのです。

大ヒットした『今日から俺は!!』シリーズ(ドラマは2018年・日本テレビ系にて放送。映画は2020年公開)も、もちろん主演の賀来賢人さんも良かったのですが、相棒を務めたのが演技力のある伊藤健太郎だったことが大きかったと思っています。

ところが今回の不祥事が起こったことで、彼の人格バッシングがヒートアップし、その演技力まで『下手だった』と書く記者が出てきています。が、これはさすがに見過ごせません。被害者があることなので擁護しにくいですが、彼が調子に乗っていたことと、演技力のありなしは別問題。そこは正当に評価してほしいと思います」

そもそも伊藤は、撮影現場での態度はいざ知らず、インタビューでの対応は常に感じ良かったと別のライターも言う。

「たしかに軽い感じはあるのですが、いつも機嫌よくノリよく返してくれるし、嫌いなものは嫌いとハッキリ言う。昨今の若い俳優さんは、炎上を恐れて綺麗ごとを言う傾向が強い中、彼は本音を言ってくれるのでインタビュー自体は面白かったですね。

実際、周辺のスタッフさんたちからも、彼のそういった性格を褒めたたえる声しか聞こえてきませんでした。それが今や、手のひら返しのバッシングの嵐。もちろんひき逃げは許されないことですが、この報道のあり方にはさすがに抵抗を覚えます」

ひとたびミスを起こせば全てが台無しとなるケースの象徴だ。それが不祥事の怖さでもあるが、報道する側は少し冷静になる必要があるのかもしれない。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。数年間の会社勤務を経てフリーライターに。女性誌や週刊誌でタレントのインタビュー、流行事象の分析記事を扱う他、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 写真共同通信社

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