人によって味が違う幻のフルーツ「ポポー」を知っていますか

マンゴー、洋ナシ、バナナ、ドリアン……あなたはどんな味に感じる?

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その果物は食べた人によって味わいがまったく違うという――。

完熟した果肉は甘くクリーム状となるため「木になるカスタードクリーム」とも評される

北米原産のフルーツ「ポポー」。ライムグリーン色の表皮に覆われ、形や大きさはあけびにそっくりである。その特徴は、前述したように食べる人によって他のどのフルーツに似ているのか感想が変わることだ。マンゴーや洋ナシ、バナナ、なかにはドリアンに似ているという声も。また旬が9~10月と短く、収穫から3日で腐ってしまうため、市場にほとんど流通せず〝幻のフルーツ〟といわれている。

宮城県岩沼市でポポーの栽培を行う『岩沼ポポープロジェクト』のメンバーで、生産農家の宍戸幸次氏が語る。

「完熟時の糖度は約20度と、とても甘い。その甘味を活かせる商品化第一弾として、今年からジェラート作りを始めました。最初の200個は1時間も経たずに即完。追加で生産した2000個も予約段階で完売してしまいました」

しかし、なぜ人によって違う味を感じるのか。ポポーの機能性を研究する新潟県立大学の神山伸教授はこう説明する。

「味の感じ方は匂いによるところが大きい。ポポーの香り成分には『カプロン酸エチル』や『酪酸エチル』を多く含みます。前者はリンゴ系のフルーティーな香りを、後者はバナナやマンゴーのような芳醇な香りを発します。嗅いだ人がそれぞれ、自分の好きな果物を連想するので、さまざまな味に感じるのだと思います」

もし奇跡的に入手できた際には、ぜひ不思議な味を堪能してほしい。

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