出費0円を目指せ!カードマニアが伝授「絶対得するポイント生活」 | FRIDAYデジタル

出費0円を目指せ!カードマニアが伝授「絶対得するポイント生活」

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80枚以上あるというクレジットカードやポイントカードを披露する足澤氏。自身の自宅で(カードナンバーなど画像は加工しています)
80枚以上あるというクレジットカードやポイントカードを披露する足澤氏。自身の自宅で(カードナンバーなど画像は加工しています)

「キャッシュレス決済が一般的になりましたが、どの方法を選ぶかで還元額が大きく違います。効率的な判断をしないと、ポイント還元の機会を逃し損することになるんです」

自称カードマニアで、セコロジスト(セコいけどお得な技のプロ)の足澤憲氏(32)が語る。足澤氏はクレジットカードとポイントカードをそれぞれ40枚、銀行に25口座を所有。常に、どうすればおカネを効率的に使えるかを考えている。NHKのニュースやTBSの情報番組でも取り上げられる、キャッシュレス社会の寵児だ(以下、発言は足澤氏)。

「幼い頃から、おカネの使い方には興味がありました。実家が岩手県の山中にある、貧しい農家だったんです。借金もあってね。うまくやり繰りしないと、生活ができなかったんですよ。特売日など、常に安売りをしているお店をチェックしていました」

貧しいながらも、家にはパソコンがあった。小学生の頃から操作しているうちにプログラミングに興味を持ち、高校は工業科へ。岩手県立大ではソフトウェア情報学を専攻し、大学院にまで進んだ。

「就職先に選んだのも、ソフトウェアの会社です。当時はやり出したポイント還元の比較サイトを立ち上げたりしましたが、玄人向け過ぎてまったくウケませんでした……。もっと一般の人にも理解してもらおうと、上司と二人で立ち上げたのが今の会社(システム開発会社「リエールファクトリー」)です。還元率や割引率、クーポン機能など、利用者それぞれに合ったキャッシュレス決済方法を探せるサイトを作ろうと思いました」

重要なのはサービスでなく行きつけの店

「おカネの使い方を考えるのは仕事というより趣味」と語る足澤氏。食事やトイレに行く以外は一日中パソコンに向かっていることもあるという
「おカネの使い方を考えるのは仕事というより趣味」と語る足澤氏。食事やトイレに行く以外は一日中パソコンに向かっていることもあるという

紆余曲折の末、昨年秋にスタートさせたのが「AI-Credit」というサービスだ。どの店で、どんな決済が有効かスグにわかる。

「操作はシンプルです。まずアプリで地図を開く。そして行きたい店を選ぶと、還元率の高い順にキャッシュレス方法が表示されるんです。ファミレスなら、ソフトドリンクが無料になるなどのサービスも紹介します。

重要なのは、あなたがどの店でどれくれいおカネを使っているかです。今年9月からマイナンバーカードとキャッシュレス決済のさらなる普及を狙い、『マイナポイント事業』がスタートしました。還元率は25%、最大5000円分のポイントが還元されます。

いくら還元率の高い決済サービスでも、普段行く店で使わなければ意味がない。行きつけの店で利用できる決済サービスを選んだほうが還元額が高くなる。だんぜんお得なんです。『Al-Credit』ではその診断もしています」

足澤氏が精通しているのは、キャッシュレス決済だけではない。セコロジー(お得な細かい技)で、出費を抑制しているのだ。

「例えば髪を切るならカットモデルとして美容院に行く、外食するならミステリーショッパー(覆面調査員)としてお店に入る……。こうした技を活用すれば、出費はゼロです。今は『GO TO Eat』のサービスも利用できます。自家用車は『エニカ』というカーシェア制度で貸し出せば、ランニングコストをペイすることも可能でしょう。うまくやれば、出費0円で生活できるんです」

足澤氏は家や車など大きな買い物をする際は、必ず価値を点数化。エクセルで表を作り、商品比較するという。

「人により重要視する分野が違うので、同じ住宅でも点数が違ってきます。例えばトイレに重きを置く人なら、ウォシュレットがついていないと点数が低い。人によっては、駅からの距離に高い優先順位をつけるかもしれません。家賃や広さだけで、自分に合う家かを判断するのは非常にリスキーなんです。

自分は何に価値を見出しているのか、どうすれば効率的におカネを使えるか、一度ゆっくり考えることをお勧めします。生活がガラリと改善するかもしれません」

いやはや、取材した記者はいまだに現金を使っているアナログ人間。これまで、どれだけ無駄なカネの使い方をしてきたことか……。勉強になりました。

  • 撮影山崎高資

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