「齋藤飛鳥が毒舌キャラをやめた理由」乃木坂46の9年を振り返る
乃木坂46結成当時、13歳の最年少メンバーとして注目を浴びた齋藤飛鳥。今では、エースとしてグループを引っ張る存在にまでなった。そんな彼女の9年間の想いが、11月26日(木)に発売の『WHITE graph 004』に掲載される。このインタビューの中から、彼女がこれまでに読んだ本とともに過去を振り返った部分を公開する。
ーー中学1年生で乃木坂46に加入してから中学校を卒業するまでの’11〜’13年頃、よく読んでいた本を教えてください。
「昔は、本当に興味のあるジャンルが少なくて。ハッピーエンドの物語は読まなくて、わりとサスペンスものやミステリーものばかり読んでいた記憶があります。特に中学生から高校1年ぐらいだと貫井徳郎さんの本しか読んでないかも。『乱反射』(朝日新聞出版)などですね」
ーー乃木坂46に入る前から、読書は好きでしたか?
「本をたくさん読むようになったのは乃木坂46に入ってからです。当時は自分より年上の人と接する機会が断然多かったので、自分の発言や考えに対して子供だなという自覚がありました。また、選抜メンバーに入れなくなっていく中で、『お姉さんメンバーにあって自分にないものって何だろう』『その差を何かで埋めなきゃ』と思うようになって。でも、そういうことを教えてくれる人が周りにいなかったので、だったら本から学びを得ればいいのかなと思ったんです」
ーーだけど、読むジャンルは偏っていたと。
「そうですね。毒舌キャラのイメージがつきはじめていたのもあり、人とは違う部分を強みにしようという意識も自分の中にあって。それに、私自身そんなに明るいタイプじゃないから、ちょっとダークなもののほうが読みやすくて吸収しやすかったのかな。そのせいで、どんどんひねくれた人間に育ってしまいました(笑)」
ーーそのキャラをやめようと思ったことはありましたか?
「スタッフさんから『飛鳥は何を言うかわからないから、放送に出すときはヒヤヒヤする』と言われたことがあって……。私はちゃんと言葉を選んで発言しているつもりだったけど、そういう話を聞いてからほかの子の発言に注目するうちに、『みんなはこうじゃないんだ!』と気づいたんです。毒舌キャラはよくないなと悟りました(笑)」
インタビューの続きは、11月26日(木)に発売の『WHITE graph 004』に掲載。
乃木坂46・15thシングル『裸足でSummer』で初センターを飾ったときの齋藤の心境の変化や、今現在ハマっている本など、まだまだ盛りだくさんの内容です!
撮影:Takeo Dec.スタイリスト:南拓子ヘア&メイク:宇藤梨沙取材・文:西廣智一