人気声優・花澤香菜が語る中国アニメ映画『羅小黒戦記』の魅力
中国国内興行収入は驚異の3.15億元(49億円) 日本が誇る豪華声優陣が勢ぞろい
今「中国のジブリ」が注目を集めている――。
昨年9月の公開から1ヵ月で興行収入3.15億元(49億円)を突破した中国のアニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』の日本語吹き替え版が、11月7日より全国公開。黒猫の妖精・シャオヘイの成長を描いた同作には豪華声優陣が集結。主人公の声を花澤香菜が、妖精のフーシーを櫻井孝宏が、敵対する人間のムゲンを宮野真守が演じる。
最大の魅力は、「手描き」で行う2Dアニメへのこだわりだ。大自然を温かみのある絵柄で表現、神秘的な世界観もあいまって「中国版ジブリ」との呼び声も高い。主演声優の花澤も、その魅力のとりこだという。
「巨大な森や海といった自然、物語の終着点である〝館〟といった建築物など、すべてが綺麗で、どこか懐かしい。そんなあったかい世界が大好きです。一方、アクションシーンはスピーディーで迫力満点。そのメリハリは新鮮でした」
主人公・シャオヘイについては、こう語る。
「黒猫の姿と少年の姿を行ったり来たりするんですが、どちらもキャラクターデザインが最高で、とにかく可愛くて可愛くて! シャオヘイは、いろんな出会いを通じて、考え方がどんどん変わっていく。演じるうえでは、自分の選んだ道を突き進む芯の強さと、子供らしい無邪気さという二つを意識して演じました」
日本でも大ヒットとなるか。
『FRIDAY』2020年11月20日号より
- 撮影:結束武郎