気づいてますか?街中に続々現れた「謎の巨大建造物」の正体 | FRIDAYデジタル

気づいてますか?街中に続々現れた「謎の巨大建造物」の正体

高さ12mのタワー、コンクリートオブジェ、 スケスケの壁、真っ赤な外観

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大井町駅前

6基あるタワーはすべて個室トイレだ。高さのある形状により自然換気が行われやすくなっている

今年9月、品川区にあるJR大井町駅前に突如現れた6基のタワー(上写真)。道行く人々は、最高12mもあるこのタワーを訝(いぶか)しげに見上げては通り過ぎていく。いったい何の建物だろうか。鉄道の電気設備? 流行りの街中アート? いやいや、実はコレ、公衆トイレなのである。

中に入って見てみると、一基のタワーが一つの個室トイレになっている贅沢仕様。タワーごとに〝車いす対応〟、〝オムツ交換台付き〟など、個別の機能を有している。天井の窓からは太陽光が採り入れられ、まるで教会のような神聖な雰囲気が醸(かも)し出されている。

だが、いくらデザイン性に優れているとはいえ、通行人からするとここが公衆トイレだとは気がつきにくいのではないか。この問いに対し、品川区公園課の担当者はこう回答する。

「公衆トイレのネガティブなイメージを払拭(ふっしょく)し、きれいに使いたくなるトイレにしました。大井町駅前公衆便所は昭和28年に開設されており、今回の改築後も同様の場所に位置することから、一定数は公衆便所として認知していただいていると考えております。一方で、転入者や来訪者の方にも気づいていただける仕組みづくりが重要になるとも考えています」

天井の窓から明るい自然光が取り込まれているためか、圧迫感は覚えない。
トイレはJR京浜東北線の線路脇に並び建っている。一見すると、鉄道の電気設備の一部のようだ

大井町駅前だけではない。いま、JR千駄ケ谷駅や渋谷区内の公園などさまざまな場所でアート建築のような公衆トイレが建設されているのだ。

オシャレなトイレを使えば、〝ウン気〟も上昇すること間違いなし!?

千駄ケ谷駅前

JR千駄ケ谷駅前のトイレ。コンクリートが浮遊しているかのようなデザインが特徴。「街のシンボルとなるようなトイレを目指しました」と、デザインを担当した『サポーズデザインオフィス株式会社』
内部は光沢のある木材の板張りに暖色系のライトが灯されており、高級ホテルにいるような贅沢感が味わえる
将棋会館がある千駄ケ谷らしく奥のほうには将棋盤のオブジェが。駒は固定されており動かすことはできない

代々木深町小公園

日本財団のプロジェクトで建設されたトイレ。壁はスケスケだが、鍵を閉めるとスモークがかかる。人々が興味津々な様子で集まっていた

渋谷区東三丁目

同じく日本財団のプロジェクトで建設された。ビビッドな赤色が特徴。夜になるとライトが点き、炎が燃えているかのような外観に変化する
『FRIDAY』2020年11月27日号より
  • 撮影結束武郎

Photo Gallary8

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