維新の会が所属議員に配った「誓約書」のちょっと怖い中身

「いかなる理由があろうとも、除名処分を受けた場合は議員を辞職します」 大阪都構想否決から8日後、突然一斉メールで送信

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松井一郎代表は’23年の市長任期満了をもって政界引退すると発表。維新内部からは、吉村洋文府知事の求心力を疑問視する声もあがっている

大阪都構想が潰えたことによって、維新の会が揺れている。11月1日の投開票から8日後、突如、全所属議員に向けて「誓約書」をばら撒いたのだ。

「大阪維新の会幹事長の今井豊・大阪府議から、一斉メールで送られてきました。これに直筆で署名をして提出しろ、と。しかも、署名した誓約書は維新のホームページに公開するとまで書いてあったので、かなり困惑しましたね」(維新の会所属議員)

誓約書には、

〈報酬削減や定数削減等の自らの身を切る改革を実行します〉

〈いかなる理由があろうとも、日本維新の会から除名処分を受けた場合は、議員又は首長の公職を辞職します〉

といった、維新の会への忠誠を強制するような文言が並ぶ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。

「都構想が否決されたことにより、議員の間に維新から離脱する動きが出てきています。誓約書は、これを食い止めるための踏み絵のようなものでしょう。党の方針を打ち出すのはいいですが、それについて誓約書を出させるなんて、聞いたことがない。他の党ではありえませんよ。所属議員を一切信頼していないことの裏返しでしょう」

当然、所属議員からは反発の声も出ている。

「こんなものをホームページに公開したら、『維新はオカシイ』と世間に思われてしまう。少なくない議員が、署名はまだしも、公開はしないほうがいいと執行部に求めています」(前出・所属議員)

誓約書を配った理由について本誌は維新の会に質問書を送ったが、期限までに回答はなかった。大阪都構想という存在意義を失っただけに、これからも迷走は続きそうだ。

所属議員に配った誓約書。幹事長から送られてきたメールには、「12月15日までに本部必着」と記載されていたという

『FRIDAY』2020年12月4日号より

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