<figure id="attachment_147682" aria-describedby="caption-attachment-147682" style="width: 3619px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="de7c6576"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/12/d252ad03686c0c93d48fb74f45d2f07f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-147682" class="wp-caption-text">松井一郎代表は’23年の市長任期満了をもって政界引退すると発表。維新内部からは、吉村洋文府知事の求心力を疑問視する声もあがっている</figcaption></figure>
大阪都構想が潰えたことによって、維新の会が揺れている。11月１日の投開票から８日後、突如、全所属議員に向けて「誓約書」をばら撒いたのだ。
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「大阪維新の会幹事長の今井豊・大阪府議から、一斉メールで送られてきました。これに直筆で署名をして提出しろ、と。しかも、署名した誓約書は維新のホームページに公開するとまで書いてあったので、かなり困惑しましたね」（維新の会所属議員）
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誓約書には、
〈報酬削減や定数削減等の自らの身を切る改革を実行します〉
〈いかなる理由があろうとも、日本維新の会から除名処分を受けた場合は、議員又は首長の公職を辞職します〉
といった、維新の会への忠誠を強制するような文言が並ぶ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「都構想が否決されたことにより、議員の間に維新から離脱する動きが出てきています。誓約書は、これを食い止めるための踏み絵のようなものでしょう。党の方針を打ち出すのはいいですが、それについて誓約書を出させるなんて、聞いたことがない。他の党ではありえませんよ。所属議員を一切信頼していないことの裏返しでしょう」
当然、所属議員からは反発の声も出ている。
「こんなものをホームページに公開したら、『維新はオカシイ』と世間に思われてしまう。少なくない議員が、署名はまだしも、公開はしないほうがいいと執行部に求めています」（前出・所属議員）
誓約書を配った理由について本誌は維新の会に質問書を送ったが、期限までに回答はなかった。大阪都構想という存在意義を失っただけに、これからも迷走は続きそうだ。
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<figure id="attachment_147686" aria-describedby="caption-attachment-147686" style="width: 3002px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="61eb990b"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/12/e2beca3367fcb236dfc08932380c2b5f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-147686" class="wp-caption-text">所属議員に配った誓約書。幹事長から送られてきたメールには、「12月15日までに本部必着」と記載されていたという</figcaption></figure>
『FRIDAY』2020年12月４日号より

大阪都構想がついえた維新の会が揺れている。11月に入り全所属議員に「誓約書」がまかれたのだ。書かれているのは維新への忠誠を誓わせるような内容。署名したうえで誓約書はホームページに公開するという強引さだ

維新の会が所属議員に配った「誓約書」のちょっと怖い中身

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