近藤真彦「不倫で窮地」報道に関係者は疑問…自粛も痛手にならず? | FRIDAYデジタル

近藤真彦「不倫で窮地」報道に関係者は疑問…自粛も痛手にならず?

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不倫報道を受け、活動自粛を発表した近藤。しかし、それでも彼にとっては全く痛手にならないという(写真:ロイター/アフロ)
不倫報道を受け、活動自粛を発表した近藤。しかし、それでも彼にとっては全く痛手にならないという(写真:ロイター/アフロ)

活動自粛となったため出演していたラジオ番組は休止。CMも放送中止でスポンサーから損害賠償を請求される……。これは芸能人が不倫騒動を起こしたときに課せられる標準的なペナルティと思われるが、近藤真彦も例外ではなかった。

そして事務所内でのポジションも危なくなるのではないかという。そんな、「マッチがピンチ」という記事が多く見られる。

報道後にマスコミがもっとも注目を注いでいたのは、“はたしてジャニーズ事務所はマッチを処分するのか、するとしたらどんな処分を下すのか”という点だった。処分が発表される前、ジャニーズの元関係者はこう語っていた。

「最近はJr.だけでなく、手越祐也や山下智久なども中堅どころのタレントも不祥事を起こせば例外なく処分を受けています。でも、マッチはどうなのかな。所属タレントといっても別格です。彼の処分を決めることができるのはメリー名誉会長とジュリー社長だけじゃないですか。滝沢秀明くんはあくまでJr.担当ですから」

それに、近藤と言えばジャニーズ事務所の“長男”であり、メリー氏がわが子のようにかわいがっているという話は広く伝わっている。母親を亡くしている近藤にとっても、彼女は母親のような存在だ。

それ故、メリー氏が近藤の処分を許可しないのではないかと見られていた。処分はなく、謝罪コメントも出さず、このままスルーされるのではないかと見る向きも多かったのだが、事態は急転直下となった。報道から5日経って、近藤の活動自粛が発表されたのであった。

すでに報道されているように、近藤だからといって特別扱いはしないと、世間に向けてジャニーズ事務所の姿勢を改めて示したということだろう。

近藤は自ら活動自粛を申し入れたということで、潔いという評価もされているが、冒頭で述べたように文字通り活動はすべて休止となり、謹慎処分と同等のものとなった。

結果、近藤自身が受けるダメージは大きく、事務所の損失も大きいと思われる。そして近藤は今後厳しい状況に追い込まれることになる……。果たして、近藤は本当に窮地に立たされているのか。

「痛くも痒くもない、とは言いませんが『痒い』くらいでは」と言うのは先の元ジャニーズ関係者。

「何度も言いますが彼は別格。所属タレントというより経営陣に近い。確かに今年は40周年で記念コンサートなどの収益が見込まれたと思いますが、普段彼の芸能活動で事務所に入るお金は、ほかの人気ジャニタレに比べたらそれほど多くない。ということは逆に彼が仕事しなくても、事務所はそれほど損失がないということです。

本人の給料は、ペナルティで下がるかもしれませんが、配当金もかなりありますし、レース関係のスポンサーは個人の事務所で契約していますからね。彼自身もお金に困ることはないでしょう。マッチはこの先もずっとマッチです」

唯一のCM出演がなくなって賠償金を請求されるとのことだが、その金額は数千万円ほど。近藤自身の会社との契約だったようだが、近藤が払えない金額ではないという。

《仕事が休止となって、ギャラを得ることができなければ、趣味のレース活動もできなくなる》

という趣旨の記事も見かけたが、近藤が自動車レースにつぎ込むお金が持ち出しだったのは初期の頃であって、今は潤沢なスポンサーフィでレース活動を行っていると聞いた。

レース関係者に聞くと、彼が自分で日本全国を回って、スポンサーを集めているという。名前があるからこそできることだが、趣味の域はとっくに出ているのだ。

そんなスポンサーたちは近藤が不倫したから、もう応援はしない、なんてことは言わないだろう。なぜなら彼らにとって大事なのは、広告を載せた車がリタイアせずにゴールして、ドライバーが表彰台に上がってくれればそれで満足なのだから。ドライバーやチーム監督、チームオーナーが不倫してようが浮気してようが、まったく関係ないのだ。

また、近藤を処分しないでおけば、ほかのタレントに示しがつかないというのはよくわかる。だが彼にこのまま好き勝手をやらせておいたら、不満分子が出てきて事務所内の統制が取れなくなる、という論調はどうだろう。

「ミッツ・マングローブさんが情報番組で “マッチの存在って特異で、ある種、ご隠居さん”とおっしゃっていました。たしかに、マッチはジャニーズ事務所の長老であり、重鎮です。どの芸能事務所も同じですが、たとえ不満があっても事務所の最古参の人間に後輩があれこれいったりしないでしょ。

マッチのようになりたいと思っても、不満を抱く後輩がいるとは思えない。しかもマッチが何かしても、自分たちに影響はないですからね。事務所が処分を発表したのは体裁を考えてのことでしょう」(芸能プロ関係者)

ファンが離れていくのを心配する向きもあるが、近藤のファンは今では彼と同年代かそれより少し下の代が多い。この世代は芸能人の女性関係に関して、割と寛容ではないか。離れていくファンはいないだろうという。

ただ、あのマッチが若い愛人を作って、クルーザーやら泊まりでゴルフやらバブル紳士のようなオヤジ臭い遊びをしていたのには、興ざめしたかもーー。いずれにせよ窮地に追いやられることにはならないようだが、長年彼を支えてきた妻には一生頭が上がらなくなったことは間違いないだろう。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • 写真ロイター/アフロ

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