半グレ参加に問題領収書…画像で振り返る「桜を見る会」の疑惑 | FRIDAYデジタル

半グレ参加に問題領収書…画像で振り返る「桜を見る会」の疑惑

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安倍氏が主催した桜を見る会。毎年多くの芸能人やアスリートが参加していた。中には社会的に問題視される人物も(画像:アフロ)

安倍晋三前首相(66)が主催した「桜を見る会」に関する疑惑が、大きな波紋をよんでいる。問題視されているのは同会前夜に、都内の高級ホテルで行われた夕食会だ。会費はホテルの相場を大幅に下回る一人5000円。安倍氏は在職中、「安すぎる」という野党の指摘に「ホテル側が設定し(安倍氏側が)補填した事実はまったくない」と断言してきた。しかし……。

「東京地検特捜部の事情聴取に対し、安倍氏の秘書ら一部の関係者が『費用の一部を補填した』と認めたんです。関係者の供述などによると、15年から19年の5回の夕食会の費用総額は約2343万円。安倍氏側は916万円ほどを補填したとされます。

夕食会を主催した安倍氏の後援会は、費用は参加者とホテルの直接契約により支払われ『(後援会の)支出は発生していない』としてきました。しかし支出があったとすれば政治団体に収支記載を義務付けた政治資金規正法や、有権者への寄付を禁じた公職選挙法に違反する可能性があるんです」(全国紙政治部記者)

安倍氏は明確な説明をせず、深まるばかりの疑惑。『FRIDAY』も、たびたび桜を見る会をめぐるトラブルを報じてきた。独自入手した領収書や写真から、「費用補填」以外の問題を振り返りたい。

「招待状8万円」の闇ルート

まずは『FRIDAYデジタル』が19年4月16日に報じた記事からーー。

同年4月に新宿御苑で開かれた桜を見る会には、IKKOや五木ひろし、神田うのなど多くの芸能人が、華やかな衣装を着て参加した。集まった招待客は1万8千人以上。アイドル歌手のドーム公演ばりの集客なのだから、物凄い人気ぶりだ。

そんななか、ネット上では「どういう人選?」「安倍首相とどういう関係?」と疑問の声も……。出席者の1人は「著名人はマシなほうで、怪しげな雰囲気の老人もいた」と明かす。

〝選ばれし者〟だけが招待される。そう思いきや、実は招待状は「買える」のだという。毎年、会が近くなると、どこからともなくブローカーが沸いて出て、招待状の買い取りを持ちかけてくるのだ。

記者が接触した購入希望者Aさんによると、ブローカーから提示された招待状1通のお値段はなんと8万円! ブローカーは芸能関係者で、彼もまた大元の人物から招待状を20枚近く購入しているという。そこに利益を乗せ、8万円で売りつけようという魂胆なのだが、実際に買う人があとを絶たないというから、恐ろしい。

気になるのは、ブローカーに招待状を斡旋する〝元締め〟だ。永田町関係者によると、

「招待状は自民党議員に一定枠与えられ、希望があれば、追加でもらうことも可能です。招待状をブローカーに売りつけ、小銭稼ぎしている議員がいることは、以前にも聞いたことがあります」

という。前出Aさんはこう語っていた。

〈ブローカーからは桜を見る会の招待状を買えば、もれなく自民党有力派閥のパーティー入場券も付けると言われました〉

Aさんによれば、〝もれなく〟付いてきたのは5月に都内で開かれる派閥のパーティー券で、会費は2万円。Aさんは、

〈派閥のパーティーは興味がないので、桜を見る会の8万円から会費2万円をディスカウントしてくれないか?〉

と交渉したが、ブローカーには「それは無理だ」と断られたという。

「状況から察するに、その派閥に所属する議員が招待状ビジネスをしているのでしょう。このご時世、派閥のパーティー券をたくさん買ってくれる人は少ない。そこで、招待状で儲けつつ、パーティー券もさばける、まさに一石二鳥ですよ。ここの派閥の親分は最近、いろんな意味で影響力が弱まってきている。そんな親分を尻目に、子分は小遣い稼ぎです」(前出・永田町関係者)

夕食会が開かれたホテルとの「ただならぬ関係」

安倍氏の政治団体がホテルに支払った領収書には、右上の中段に「お得意様コード」が記されている

カネをめぐる疑惑は後をたたない。『FRIDAY』20年2月21日号の記事だ。収支報告書(’18年)によれば、安倍氏が代表を務める政治団体「晋和会」は、このホテルに一年間で2回、同じ日に約155万円と約235万円の支払いを行っている。その領収書(掲載画像2枚目)をよく見ると、「お得意様コード」なる記載がある。

長年、安倍首相の政治資金を調査しているジャーナリストの三宅勝久氏が言う。

「『会合費』の名目で、会議室料や室料として計約400万円の支払いをしています。異様に高額で、領収書を分けていることも不自然です。有権者に飲食を振る舞ったのではないか、夕食会の割り引き分を乗せているのではないかと疑う余地があります」

安倍氏の地元の政治団体である「自民党山口県第四選挙区支部」の収支報告書の領収書(画像3枚目)を精査すると、桜を見る会に合わせて毎年、地元のスタッフを東京に派遣していることもわかる。’15年の領収書に記載されている旅程が、桜を見る会の日程と一致するのだ。

「スタッフが、桜を見る会の〝アテンド役〟として上京しているのは明らか。前夜祭は後援会が主催し、スタッフの旅費は地元の政党支部の支払いにすることで、ごまかそうとしていたのかもしれません」(自民党関係者)

12年12月に二度目の総理に就任して以降、安倍氏の地元事務所は初夏の頃に旅行会社に多額の支払いを行っていた

半グレが参加も

19年11月頃、Y氏らが会に参加していたことを示す怪文書が議員会館内でバラまかれ大問題に発展した

参加者から聞こえてくるのは「反社会的な人たちも参加していた」という声だ。『FRIDAY』20年7月17日号の記事を紹介したい。

「そんなん話がちゃうやろ!」

沖縄県石垣市美崎町内の飲食店の従業員をそう脅迫したとして、今年6月、自称「経営コンサルタント」の男が沖縄県警に逮捕された。労働基準法違反(強制労働)での逮捕は、沖縄県では初。この事件が注目を集めているのには、別の理由もある。

「逮捕されたのは、X(記事中では実名)という男です。Xさんは自身が携わる飲食店の従業員が『辞めたい』と言ったことに激昂。脅迫して無理やり働かせ続けたとされています。実はXさんは、桜を見る会に出席していた半グレなんですよ」(全国紙沖縄支局記者)

桜を見る会問題は、反社会的勢力まで招待していたことが発覚し大騒動へと発展した。そのうちの一人が、逮捕されたX氏なのだ。

X氏は4~5年前から拠点を石垣島へと移し、飲食店やマリンレジャー業などを経営していたという。税金で開かれる会に、彼らが参加していたのだ。チェックが甘かったではすまされないだろう。

問題は安倍氏個人にとどまらない。野党は官房長官時代に安倍氏の主張を擁護してきた、菅義偉首相の責任も追及。11月25日には6時間に及ぶ質疑が行われたが、菅首相は「答えを控える」「答える立場にない」という答弁を25回も繰り返した。明確な説明がないまま、桜を見る会に関する疑惑は深まる一方だ。

18年6月に安倍氏の地元事務所は、桜を見る会にスタッフを派遣した費用だと思われる高額の旅費を支払っている。もし支援者の旅費も含まれていれば公選法違反(寄附の禁止)の疑いがある
桜を見る会には昭恵夫人も参加していた
  • 写真アフロ

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