渡部建が謝罪会見で意識しすぎて失敗した「松本人志の存在」 | FRIDAYデジタル

渡部建が謝罪会見で意識しすぎて失敗した「松本人志の存在」

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汗だくで謝罪会見の場を後にする渡部。活動復帰への足掛かりにすることはできたのだろうか……
汗だくで謝罪会見の場を後にする渡部。活動復帰への足掛かりにすることはできたのだろうか……

お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建が12月3日、緊急会見に臨んだ。6月に「週刊文春」で“多目的トイレ不倫”が報じられてから初の公の場。渡部は「(騒動で)7~8キロ痩せた」というように、頬はこけ、一気に老け込んだ印象を受けた。

会見内容は多くのメディアで散々報じられているため割愛するが、すべてにおいて「誰得?」だった感は否めない。

「先月、大みそかの日本テレビ系『笑ってはいけない』シリーズで復帰すると報じられ、一気に事態が動いた印象を受けます。これだとどうしても『番組に出たいから謝罪するんだろ』という目で見られてしまう。渡部さんも会見で同番組のことについて聞かれ、言葉を濁すしかないなど、気の毒な部分もありましたね。これなら会見はやらない方がマシ。一体なぜこんなことになってしまったのか」(スポーツ紙記者)

キーマンは「ダウンタウン」の松本人志だった。渡部の大みそか出演情報が一部メディアによって報じられたことに激怒。自身の番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「重大なルール違反」と苦言を呈した。

「そこから松本さんは終始、不機嫌モードでした。出演情報が漏れたことだけでなく、結果的に渡部さんにプレッシャーをかけてしまったこともあるのでしょう。3日の緊急会見でも松本さんの名前や番組名がしきりに取り沙汰されてしまいました」(テレビ局関係者)

「渡部のことを不憫に思った松本がケツを持つ」「週末のワイドナショーに渡部を出演させる」などなど、不透明な情報が流れたのだ。昨年の“闇営業問題”で《松本、動きます》と投稿し、事態収拾に動いた松本だけに、たしかに現実味を感じられるものもあった。

松本は芸能界だけでなく、世間にも影響力がある。その彼に渡部サイドが“すがりたく”なる気持ちも分からなくもない。

実際、フジテレビ系列のスポーツ紙「サンケイスポーツ」は会見当日3日発行紙面で、番組名は明かさなかったものの、渡部の「ワイドナ」出演をにおわせた。ところが、当の松本は渡部の会見直前に《共演は当分ないと思うよ~》とツイート。その後、渡部の所属事務所関係者も番組出演を明確に否定した。

「ワイドナ出演の“ウワサ自体ガセだったのか?”というと、それはないと思う。ひっくり返ったのでしょう。松本さんは予定調和や敷かれたレールに乗せられるのが大嫌い。今回はマスコミ主導で事態が動いていった。松本さんが不機嫌モードなのもそのためでしょう」(同・テレビ局関係者)

渡部の苦渋の表情も印象的だった。あれだけ復帰、復帰と騒がれながら、今後については

「オファーがあっての復帰だと思う。オファーがなければ一生復帰はできない」

と白紙を強調。いまは妻の佐々木希や愛息と過ごす時間を最優先に考え、記者の「オファーがなかったら別の仕事も考えているか?」の質問には「そういうことになるかもしれない」と力なく語った。

ただ、お笑い界からは意外なことに渡部に「引退」を勧める声も。関西の某お笑い芸人は、

「会見で吊るし上げられる渡部さんを見て泣きそうになった。あそこまでされる意味あるのか。だったら、マスコミに文句や思うところを全部いって辞めちゃえばいいのに。俺ならそうしますよ」

と憤る。別の芸人は“闇営業問題”で吉本興業をクビになった「カラテカ」入江慎也に学ぶよう力説する。

「入江さんは引退後、新たに清掃関連の事業を起こして頑張っている。渡部さんも弁は立つし、人脈はあるのだから、芸能界に捉われず仕事をして欲しい。スキャンダルを帳消しにするには、芸人時代のMAX年収を別の仕事で超えること。そうすれば、文春に『あの時はありがとうございました』と嫌みのひとつも言えるでしょ。奥さんや子供のことを考えれば、別ジャンルで成功しちゃうのが一番いい」

結局、渡部もその事務所も「松本人志」の存在を意識しすぎた結果、空回りしてしまったのではないか。まずは落ち着いて自分の人生を考える時間が必要だと思うのだが――。

  • PHOTO會田 園

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