渡部建 同事務所「おぎやはぎ」の言葉からにじむ人望ゼロなワケ
はしごを外されたのか…。
多目的トイレ不倫が報じられた「アンジャッシュ」渡部建が、決意の囲み会見に臨んだ。大粒の汗を流し、100分間の吊るし上げ。あえてコロナ禍で囲み会見に臨んだのも、フルボッコにされてミソギとしたかったのだろう。
実際、会見直後は集中砲火を浴びせた芸能リポーター陣にいじめ批判が巻き起こった。しかし、それも一瞬。中身のない会見内容に渡部側の準備不足・覚悟不足を問う声が上がり、唯一の光明だった日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の大みそか特番「笑ってはいけない」シリーズへの出演も“お蔵入り”になる可能性が増大した。
当初から会見開催に否定的だった妻・佐々木希も「それ、見たことか」状態。スポーツ紙記者によれば
「佐々木さんの所属事務所は『笑ってはいけない』シリーズへの出演を十分に説明されておらず、不信感をあらわにしていました。間接的ですが、彼女に渡部さんとの離婚を勧める声も上がっているそうです」
という。何よりも残念なのは、フルボッコ会見を経てもタレント・芸人仲間から擁護の声がゼロに等しいことだ。
一部で“後見人”と目された「ダウンタウン」松本人志は12月6日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)の中で
「一番助けてくれるのは、相方。相方と1回向き合うのが大事なんじゃないかなと、老婆心ながら思いました」
と、一定の距離を置いた物言い。“大みそか復帰”についても
「お子さまからおじいちゃんまで楽しめる番組になっているので、ぜひご覧ください」
と、暗に渡部の出演シーンのお蔵入りを匂わせた。
大御所で言えばビートたけしも辛らつ。12月5日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で
「俺に言わせれば芸人って言うのは、ケチはダメ。女呼んで1万円払ったっていう…デリヘルと変わっていないじゃん。そしたらこれ売春かって言うことになる」
とたけし節を炸裂させ「(渡部は)ちょっと腕がなさ過ぎた」と切り捨てた。
ほかにも、お笑いコンビ「ホンジャマカ」の恵俊彰は『ひるおび!』(TBS系)で
「一方からは仕事したんでしょ?って情報が入ってきているのに、仕事しました、すいませんでした。先に謝るのが筋でした、ごめんなさい、と言った方が良かった」
とダメ出し。「ロンドンブーツ1号2号」田村淳も12月4日放送の『グッとラック!』(TBS系)で
「(大みそかの番組出演が)周知されているのに、そこを言えないというのは、報道陣の人から見ても『いやいやおかしいじゃん』(となる)」
と指摘した上で「報道陣の人を味方にできていないのは、正直に言っていないから」「会見しなきゃいいのにと思った」と述べた。
ある意味、清々しかったのは渡部と同じ「人力舎」に所属するお笑いコンビ「おぎはやぎ」だ。3日深夜のTBSラジオ『JUNKおぎやはぎのメガネびいき』で会見に言及。ともに「5分くらしか見ていない」と言いながら、渡部の表情について
「泣きそうな顔で、しかめっ面で涙が全然出ないやつ」(矢作)
「昔の聖子ちゃんみたいなやつね。出そう出そうとしているんだけど涙が出ないやつ」(小木)
とチャカしまくった。特に小木に至っては
「世間は渡部さんの爽やかさにだまされ、まんまと引っかかっていると思っていたよ。本当に悪いのを知ってるのは人力舎の人間だけじゃない!?」
とまで言ってのけた。
「実はこの小木さんの話が一番“芯を食っている”と思いますね。渡部さんは相方の児嶋一哉さんと違って、人望がないんですよ。あれだけの謝罪会見をやって、ほかの芸人さんからフォローが少ないのは、そういうこと。『いつもモテることばかり考えていた。仕事の先に“モテ”があった』といった声が大半で、自業自得といった雰囲気ですね。今回、もろに人徳が出ている気がします」(芸能プロ関係者)
渡部にとってはこれほど傷付くことはない。せっかく会見したのに自らの首を絞める最悪の展開。人間不信になってしまわないか心配だ。
PHOTO:會田 園