NASAが撮り続けた「神秘的な大宇宙」のアートを堪能あれ
ハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ30周年 NASAが撮り続けた美しい天体写真の数々
地球から宇宙の「果て」まで、実に138億光年の距離があるという。そんな途方もないスケールを持つ宇宙の解明にNASA(米航空宇宙局)が挑んで60年あまり。
カッシーニは土星で13年におよぶ探索を行い、キュリオシティは火星の地表を移動しながら生命体の痕跡を追っている。スペースシャトル・ディスカバリー号が’90年に打ち上げたハッブル宇宙望遠鏡は、現在も宇宙空間で観測中だ。
今回紹介した写真はこれら惑星探査機、観測衛星、宇宙望遠鏡が可視光や赤外線、X線などの波長で観測したもの。大気などの影響を受けない宇宙空間だから捉えられた神々しい姿は、もはやアートと言っていい。
月で見上げる「ライジング・アース」
火星で「セルフィー」
ソンブレロ銀河M104
馬頭星雲
網状星雲の一部
*約130点の神秘的な天体画像が楽しめる展覧会『138億光年 宇宙の旅』が東京都写真美術館地下1階展示室で’21年1月24日まで開催中
『FRIDAY』2020年12月25日号より