プロレスデビューした今井絵理子の長男が語った「強い決意」 | FRIDAYデジタル

プロレスデビューした今井絵理子の長男が語った「強い決意」

母と息子を密着撮! 「先天性難聴」という障害を乗り越えてリングで躍動

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試合後、報道陣による取材に清々しい表情で答える礼夢。「自己採点は60点。次は倒したい」と手話で語った

熱戦の興奮が渦巻くリング。200名の観衆と母・今井絵理子(37)が見守る中、対戦相手であり師でもあるTAMURA(40)に、今井礼夢(らいむ)(16)は鬼の形相で跳びかかる。

「ヤーッ!」

会場中に響き渡る雄叫びとともに、彼は渾身の一撃を繰り出した――。

12月7日、川崎市内で行われたプロレスデビュー戦に出場した礼夢(左)。結果は惜しくも敗退となった

先天性難聴を抱える礼夢のプロレスデビュー戦が12月7日、神奈川県川崎市内で行われた。礼夢は得意技のブレーンバスターを決める場面もあったが、即座に逆エビ固めを決められて苦悶の表情に。耳が聞こえない彼のために、客席からは拍手ではなくガッツポーズでの応援が巻き起こる。

母の絵理子は目を潤ませ、ときおり「頑張れ!」とジェスチャーで伝える。だが善戦むなしく、試合は13分28秒、礼夢のギブアップで幕を閉じた。

この日のデビューまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。小学生のときにYouTubeで初めて観たプロレス。「最初はとても怖かった」というが、その思いはすぐに「自分もやってみたい」に変わった。そして3年前、恐る恐る、現在所属しているプロレス団体『HEAT-UP』の門を叩いた。

試合の6日前、本誌の取材に「プロレスが好きなので練習が楽しい」と語っていた彼は、人一倍努力家でもある。三半規管が弱く、他のレスラーが当たり前にこなす縄跳びや、ジャンプを組み合わせた技が上手くできない。だからこそ、週3日、一日2時間の全体練習以外にもほぼ毎日道場に通って自主練を行った。自宅でも一日1時間半の筋トレに取り組み、弱点を補うのに十分な筋肉を付けた。

そんな息子を母の絵理子も献身的にサポートした。代表が障害者への支援活動を行っている現在の道場を見つけ出し、参議院議員としての仕事をこなしながら毎日送り迎えを行った。

練習後、本誌記者が母の存在について尋ねると、礼夢は真剣な表情になり、手話でこう答えた。

「いつもママが働く姿を見て大変そうだと思う。それなのに、トレーニングウェアを用意してくれたり、サポートしてくれて本当に感謝しています」

自身の障害については、意外なほどあっけらかんとしている。

「僕は耳が聞こえないけれど、手話でコミュニケーションが取れるので不便に思うことはありません。でも、障害があるからこそ、強くて優しいプロレスラーになりたいと思っています」

母と息子、二人三脚で成し遂げたプロレスラーデビュー。来年9月には収容人数6500人というアリーナでの試合が控えている。

自らの努力でハンデを乗り越えた息子が今、母の元から巣立とうとしている。

試合中、絵理子はリング脇から何度も手話で息子を励まし、試合後も対戦相手からのメッセージを通訳していた
12月1日、川崎市内の所属道場にて。この日の全体練習では、ミット打ちや実戦的な投げ技の練習を行っていた
道場での練習後、本誌記者のインタビューに答える礼夢。母の絵理子もリモートで参加し、手話で通訳を行った
本誌未掲載カット 今井絵理子の長男礼夢がプロレスデビュー! 初めて語る“強い決意”
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本誌未掲載カット 今井絵理子の長男礼夢がプロレスデビュー! 初めて語る“強い決意”
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『FRIDAY』2020年12月25日号より

  • 撮影濱﨑慎治

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