安倍前首相をけん制…菅義偉総理は「長期政権の野心」マンマン! | FRIDAYデジタル

安倍前首相をけん制…菅義偉総理は「長期政権の野心」マンマン!

二階を持ち上げ派閥乗っ取りを画策 コロナで失速しても長期政権は確実か

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感染者が増加する新型コロナ対策への批判に対して、40兆円規模の財政支出を伴う追加経済対策で応じる菅総理

パンケーキが好きな「令和おじさん」。そんなイメージは選挙向けの虚像にすぎなかった。菅義偉総理(72)が就任してから3ヵ月。次第に本性を露(あらわ)にし始めた。

「安倍晋三前総理(66)が体調不良で辞任した後、1年間の暫定政権として発足したのが菅政権でした。ところが、ここにきて、『菅再選』に向けた流れが生まれています。岸田派を率いる岸田文雄元外相(63)は、地元・広島で離党した河井克行氏の選挙区(広島3区)を公明党に奪われそうで、自派閥内から突き上げを受ける始末。石破茂元幹事長(63)も派閥会長を辞任しました。

安倍前総理は体調が回復したとして政治活動を再開し、『ポスト菅』と言われ出した矢先に、昨年の『桜を見る会』の問題が再燃した。10ヵ月後に控える総裁選で、菅総理と互角に戦える存在はいなくなったのです」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)

次々とライバルが消えていく。絵を描いているのは、菅総理自身と菅政権の生みの親、二階俊博幹事長(81)である。

「菅総理も二階幹事長も公明党と太いパイプを持っており、広島3区に公明党が斉藤鉄夫副代表を擁立することはすでに了承しているはず。公明党は広島で選挙区を持つことが悲願ですし、二階幹事長にしてみても、無派閥だった河井氏の代わりに岸田派の代議士が誕生するより、公明党のほうが都合がいい。

安倍総理の『桜』問題も、元は東京地検特捜部からのネタでしょうが、菅官邸は読売新聞とNHKにどんどん報じるよう発破をかけているそうです」(全国紙政治部デスク)

菅総理は二階幹事長の存在を頼みにする。だが、服従する気はサラサラない。その姿勢が垣間(かいま)見えたのが、吉川貴盛元農水相の「不正献金」疑惑だった。

「河井夫妻の買収疑惑の捜査で地元の養鶏業者『アキタフーズ』を家宅捜索した際に押収した資料から、不正献金疑惑が浮上しました。そこから特捜部が捜査に着手しましたが、菅官邸はこれを『黙認』しています。結局、吉川元農水相は体調不良を理由に二階派の事務総長を辞職。

さらに、アキタフーズから豪華な接待を受けたとして、二階派で元農水相の西川公也内閣参与も辞任に追い込まれました。肥大化を目指す二階派にとっては大きなダメージです」(全国紙社会部記者)

無派閥の菅総理は党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)だと指摘されてきたが、逆に派閥の力を削いでしまえば、政権を脅かす存在はいなくなる。将来的には、高齢の二階幹事長の派閥を乗っ取ることさえ画策しても不思議ではない。

巧妙な菅総理の権力掌握に唯一抵抗するのは、麻生太郎副総理(80)だが――。

「麻生派には目立った総裁候補は河野太郎行政改革担当相(57)しかいません。その河野氏は菅総理とも昵懇(じっこん)の仲で、同じ神奈川選出の菅総理は自らの後継に考えているのではないか。河野氏も麻生派に縛られない独自の政権構想を持っている。つまり、麻生副総理には意のままにできる後継者がいないのです」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

新型コロナ第3波で支持率は急落したが、与野党ともに菅総理に対抗できる人材はいない。気がつけば、菅一強。本当は恐ろしい「令和おじさん」なのである。

鈴木宗男参院議員の激励会に出席した二階幹事長。笑顔を交えてあいさつした後、腕を取られて壇上を後にした
「桜を見る会」について、再び追及を受ける安倍前総理。「誠意をもって対応する」と話す
地元・広島の選挙区で公明党副代表が立候補することになり、窮地に追いやられた岸田氏

『FRIDAY』2020年12月25日号より

  • 撮影鬼怒川 毅(菅総理、安倍前総理) 船元康子(二階幹事長) 堀田 喬(岸田氏)

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