「ポンコツ!」「出木杉君」渋野日向子のホッコリ語録を集めてみた

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昨年11月の「台湾選手権」でラインを読む渋野。サービス精神が旺盛だ(画像:共同通信社)

「悔しいです。めっちゃ悔しいけど、これが今の実力だと受け止めるしかない」

12月14日までヒューストンで行われた「全米女子オープン」。渋野日向子(22)は3日目まで首位に立ちながら、最終日に5ボギー74とスコアを落とし4位に終わった。「自分らしいゴルフがなかなかできなかった」と、涙をにじませた渋野。今季前半は予選落ちが続くなど苦戦が続いたが、11月の「大王製紙エリエール・レディース」で5位に入ってからは「ツアー選手権リコー杯」で3位、今回の「全米オープン」で4位と完全に復調している。

渋野の魅力は、試合中も絶やさない笑顔と前向きな姿勢。コメントもユーモアに溢れる。茶目っ気たっぷりの「しぶこ節」を振り返りたい――。

「しぶの全英出られるってよ」

19年8月に初の海外メジャー「全英オープン」出場をはたした際、自身のインスタグラムに添えたメッセージ。朝井リョウ氏の大ヒット小説『桐島、部活やめるってよ』をもじった言葉だ。他人事感が、じわじわと笑いを誘う。

「今日食べたものが全部出そうです」

大舞台の全英では、3日目を終え堂々の単独首位に。初の海外メジャー最終日をトップとして迎える重圧について記者団に聞かれると、こう答えた。そして、見事優勝!

「やっちゃいましたね、ホントに。なんで勝っちゃったんですかね。ホントに、いらんことをしたと思います。フフフ」

優勝会見では、嬉しさを抑えるように笑みを浮かべながら謙遜するようなコメント。観客にも笑顔を振りまき、地元イギリスのファンを魅了した。しかし……。

「カッチーン」

「ボギーきてカッチーンとなって、12番でもカッチーンってなって、13番もきて、もう笑ける。ショットが良かったのは前半の最初のほうだけでした。あとはガッツでパーを取っていたんですが、一気にキレましたね」

全英からの凱旋帰国後の「デサントレディース東海クラシック」でも優勝し、国内では「渋野フィーバー」が起きる。だが続く9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」最終日には、11番から3連続ボギーをたたいて22位。2週連続Vを逃し、不甲斐なさに怒りをにじませた。さらに……。

「ポンコツ! 自分の中の流行語ですけど、ほんと『ポンコツ』の言葉が当てはまるゴルフだった。『バーディーをとる!』と言っているのに、(グリーンに)乗りもしない。ティーショットは悪くないし、後半はフェアウェーをキープできていて、いい感じで振れていたんですけど……

11月の「TOTOジャパンクラシック」で、通算7アンダー13位に終わり自身を「ポンコツ」と表現。だが言葉とは裏腹に、表情は明るかった。同大会後に21歳の誕生日を迎え、これまでの1年を漢字一文字で表すように問われた渋野は、

「『恥』かな。皆さんに知ってもらえるようになって、照れくさいというか恥ずかしい」

と「しぶこスマイル」。今季は、スランプが続いた。6月の「アース・モンダミンカップ」では通算2オーバーの71位で予選落ち。さすがにショックを隠せない様子だった。

「ダメダメでした。死ぬほど練習しないといけないと思いました」

「ドラえもんの気分」

11月以降は復調。冒頭で紹介した「全米オープン」で初日から首位に立つと、会心の笑みを浮かべ自信たっぷりに語った。

「(ドラえもんの優等生キャラ)出来杉君ですね。ハハハ。試合をする度に『今年一番』というのがでてきています」

2日目も首位を守るも、ショットが不調。2位との差はわずか1打差に。

「(緊張で)足が5cm浮いた状態でずっとゴルフをしていた。ドラえもんの気分」

最終的には優勝を逃し4位。新型コロナ感染拡大のため、帰国してもしばらくは隔離生活を強いられる。

「帰ります。帰っちゃいます。2週間の隔離期間中は……韓流ドラマをいっぱい見ようと思います」

来季の目標は?

「やっぱり米ツアーに参戦するためにも、スポットで出られる試合で結果を残すこと。日本ツアーでも賞金ランキングが下の方なので、しっかりシードを取れる順位にいくこと。後は、新しい自分のゴルフを完成に近づけていけるよう努力していきたい」

好不調に関係なく、笑顔を絶やさない渋野。全米での悔しさをバネに、来季は19年の全英優勝以来の海外メジャー制覇を成し遂げてもらいたい。ガンバレ、しぶこ!

  • 写真共同通信社

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