志村けんさんが愛した「麻布十番と美女たち」【20年ベスト20】 | FRIDAYデジタル

志村けんさんが愛した「麻布十番と美女たち」【20年ベスト20】

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<志村けんさんの急逝は、日本中に大きな悲しみを与えると同時に、どこか他人事のように感じていた新型コロナウイルスの恐ろしさを実感する契機ともなった。いまでもそこにいるかのように感じてしまう志村さんを偲んで、在りし日の豪快で優しい姿をもう一度掲載する。>

食事してガールズバーへ向かうのが志村さんのお決まりのスタイルだった。この姿にあこがれた若手芸人は数知れない(’16年/PHOTO:西圭介)
食事してガールズバーへ向かうのが志村さんのお決まりのスタイルだった。この姿にあこがれた若手芸人は数知れない(’16年/PHOTO:西圭介)

エンターテインメント界の巨星が、静かにこの世を去った――。

長くお笑い界の中心で活躍し、幅広い世代の人々を笑顔に変えてきた志村けんさんが、3月29日に急逝した。

所属事務所によると17日に呼吸障害や全身の倦怠感を訴え、東京・港区の病院に搬送。23日に新型コロナウイルスの陽性反応が出た。

翌24日には人工心肺装置が必要と判断され、新宿区の病院に転院。ICU(集中治療室)で闘病を続けていたが、29日午後11時10分、肺炎により帰らぬ人となった。お笑い界だけでなく、芸能界を長年にわたって支えてきた志村さんの急逝に、日本中が悲しみに暮れている。

生前の志村さんといえば、“酒と美女”に愛された人だった。

「とにかく、お酒が大好きな人でした。『休肝日なんていらない』って、365日飲んでらっしゃった。今年1月には胃のポリープ切除手術をしていましたが、1ヵ月も経たずに飲酒を再開。夜の街でも頻繁に目撃されていましたね」(テレビ局関係者)

‘16年には肺炎を患い入院。ヘビースモーカーとしても知られる志村さんだったが、退院後初めてとなる会見でも、

「タバコは部屋に置いても吸う気にならない。でも、お酒はやめられない。今は軽めに。いつもはロックだけど、お水を入れたりして。それだけはやめられないなあ

と、お酒への愛着を語っていた。

そんな志村さんがいつもグラスを傾けていたのが、東京港区にある麻布十番だった。FRIDAYは“夜の十番”で、美女や若手芸人と共に豪快に飲む姿を何度も見かけてきた。

「志村さんは芸能人だからってコソコソすることなく、行きつけのお店に堂々と足を運んでいました。新型コロナの影響で飲食店はどこも閑古鳥が鳴いていたんで、志村さんの元には多くの人から“ヘルプメール”が来ていたそうです。そういう人のためにお金を使うのが彼だから、経営が苦しい馴染みの店に顔を出していたみたい。志村さんにとって麻布十番は、”第二の故郷”だったんじゃないかな」(芸能プロ関係者)

美女を連れて大金を落としていく。まさに志村さんは“みんなに愛された殿さま”だった。年齢を感じさせない、その豪快かつ朗らかな姿をもう見られなくなるとは…あまりに寂しすぎる。

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