金正恩の後継説 妹・金与正「驚きの能力」【20年ベスト20】 | FRIDAYデジタル

金正恩の後継説 妹・金与正「驚きの能力」【20年ベスト20】

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春先、北朝鮮の指導者、金正恩氏の重体説が流れたとき、後任候補に浮上したのは妹の与正氏だった。今年に入ってからは、目立った動向が伝えられない北朝鮮。しかし、その沈黙がまた奇妙でもあり、今年も何らかの「行動」に出ることは間違いないだろう。昨年5月1日付のフライデーデジタルは、妹・与正氏の素顔や意外な事実を紹介した。今年はさらに与正氏が実権を握ることになるのか――

写真のようにミニスカートで外交の場に現れることも。左は兄の金正恩氏。18年4月に行われた南北首脳会談で芳名録に記録した際の画像 写真:アフロ

「金正恩委員長の重体説が本当だとしたら、引き続きトップとして国を引っ張ることは難しいでしょう。後継者の最右翼は、実妹の金与正(キム・ヨジョン)氏です」

こう語るのは『コリア・レポート』編集長の辺真一氏だ。

北朝鮮の指導者・正恩氏が、生命の危機に瀕していると言われる。祖父・日成氏の生誕日である「太陽節」(4月15日)に姿を現さず、米CNNは心臓血管の手術を受け重篤な状態にあると報道。元駐英北朝鮮公使で脱北者の太永浩(テ・ヨンホ)氏は、同局の取材に「ハッキリしていることは正恩氏が自分で立ち上がったり歩いたりできない状態」と明言したのだ。

「正恩氏には、以前から健康不安説が噂されていました。独裁政権で心を開いて話をできる相手がおらず、ストレスが溜まっていたのでしょう。一晩にワインを10本以上開けることもあり、喫煙量も相当多かった。体重は130kgになると言われ、時折苦しそうに胸へ手を当てる仕草も見せていました」(韓国紙記者)

正恩氏には妻の李雪主氏との間に3人の子どもがいるとされるが、いずれも幼い。兄の正晢氏は弟の静粛を恐れ、行方知れず。次の指導者になる可能性が最も高いのが、妹の与正氏なのだ。前出の辺氏が語る。

「後継者は、金一族である“白頭血統”から選ばれます。与正氏の政治家としての能力は、かなり高いようです。金一族の料理人だった藤本健二氏から、正日氏(正恩氏や与正氏の父親)が生前こんな話をしていたと聞いたことがあります。『与正が男なら跡を継がせていた。(華奢な)外見と違い芯がしっかりしている。頭脳も明晰だ』と。

父親からは『コンジュニム(姫)』と呼ばれ、可愛がられていたとか。幼い頃から国際経験も積んでいます。11歳から13歳まで、兄と同じスイスのペルン公立学校に留学。お忍びで、スウェーデンや日本のディズニーランドに遊びに来たこともあると言われています」

あだ名は「外交アイドル」

18年4月。南北首脳会談後に。左から韓国・文在寅大統領。金正恩氏。ミニスカート姿の与正氏

兄からの信頼も厚い。朝鮮半島情勢に詳しい、ジャーナリストの高月靖氏が話す。

「与正氏は性格が明るく従順なため、正恩氏から絶大な信頼を得ています。あまりに信用されているので、兄をコントロールしているのではと噂されるほど。正恩氏のスケジュール管理はもちろん、ヘアスタイルやメガネ、背を高く見せるための靴まで彼女が用意しているそうです。最近では朝鮮労働党の幹部でなく彼女の名前で正恩氏の談話が発表されることが多いため、兄の代役を任されていると言われています」

人気が高いのは身内の間だけではない。外交の場での女子力も相当なモノだ。高月氏が続ける。

「15年4月に北朝鮮ナンバー2で、党副委員長の崔竜海(チョ・リョンへ)氏の次男と結婚したと言われています。韓国『聯合ニュース』によると、18年2月に行われた平昌五輪には2人目の子どもを妊娠中にもかかわらず訪韓したとか。その後も同年9月の南北首脳会談など、数多くの重要な交渉現場に姿を見せています。

食事の場ではニコニコしながら酒を受け、気さくに会話に応じるので外国の高官たちの評判もいい。時にはミニスカート姿で現れることもあるんです。韓国では『外交アイドル』と呼ばれていますよ」

政治家として、与正氏の実力に申し分はなさそうだ。だが兄の後継者となった場合、トップとしての資質に問題はないのだろうか。前出の辺氏が指摘する。

「気になる点が3つあります。一つは兄から権力を移行されることです。これまで北朝鮮は父から子へ、子から孫へと親子で代替わりが行われてきました。今回は、初めて兄から妹という“水平継承”になる。その特異なケースを、どう国内外に説明をするかがネックになります。

二つ目が与正氏自身の体調です。兄同様に健康不安説がささやかれ、15年には骨結核を患い抗結核薬を服用していると韓国で報じられました。時折、長期間動向が掴めなくなることがありますが、体調を崩し療養しているのではないかと噂されているんです。

そして三つ目が、彼女が女性で33歳と若くキャリアが少ないことです。トップになった当初は、複数の実力者がサポートする集団指導体制がとられるでしょう。権力闘争も活発化する。そこで台頭するのが軍部です。経済成長を優先した正恩氏時代、軍は冷遇されてきました。

相当不満が溜まっているはずです。若い与正氏では、彼らを抑えこむのは難しいでしょう。軍が権力を握れば核の力をチラつかせ、強硬な態度に出ると考えられます。対話ムードが高まっている米国や韓国との関係も暗転。再び東アジアに、緊張状態が生まれる可能性があります」

北朝鮮の指導者交代となれば、朝鮮半島情勢は一気に風雲急をつげることになる。

  • 写真APF/アフロ ロイター/アフロ Pyongyang/アフロ

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