井納&梶谷をW獲得 巨人・原監督が更なる戦力補強に走る理由 | FRIDAYデジタル

井納&梶谷をW獲得 巨人・原監督が更なる戦力補強に走る理由

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DeNAから井納(左)と梶谷(右)をWで獲得した原監督。12月14日、東京ドーム内で(画像:共同通信社)

「FAはプロ野球選手の中で宝物であり勲章。球団には井納投手、梶谷選手の2人と話をしてくださいと伝えていました

12月14日に、DeNAから巨人へFA移籍した井納翔一と梶谷隆幸の入団会見。原辰徳監督(62)は、両選手を前に胸を張った。一つの球団がFA選手を「W獲得」するのは、94年にダイエーが西武の工藤公康と石毛宏典をとって以来2度目。セ・リーグでは初めてのことだ。原監督が、戦力補強に執念を燃やすのには特別な理由がある。

「日本シリーズでソフトバンクに2年連続4連敗したのが、相当悔しかったようです。特に今年のシリーズは、不名誉な記録づくめでしたからね。16安打でチーム打率.132は過去最低。計4得点も最少タイです。シリーズ後の会見では、拳を握りしめてこう語っていました。『私も含めてコーチ、選手、まだ一回りも二回りも大きくならないといけない。具体的にはまだ整理はついていないけどね』と」(スポーツ紙担当記者)

シリーズ後に、原監督が訴えたのが「DH制の導入」だ。パ・リーグにはDH制があるため、セ・リーグと打力に圧倒的な差がーー。DH制の有無が、日本シリーズでの完敗につながっていると考えたのだ。

「確かに原監督の指摘通り、近年はセ・パの力の差が開いています。日本シリーズで、セのチームが勝ったのは過去10年間で一度だけ。交流戦でもパがセを圧倒しています。ただ、その理由をDH制に求めるのはどうなのでしょう。メジャーのワールドシリーズでは、DH制のあるアメリカン・リーグと、ないナショナル・リーグの対戦成績は過去20年ほぼ互角ですから。

セとパの差の理由は、別にあると思います。日本シリーズも交流戦も、両リーグのチームで条件は同じ。むしろ普段、打席に立たない投手が打席に入るのでパのほうが不利です。DH制を導入しようという主張が、すんなり受け入れられるとは思えません」(同前)

本当の狙いは別の2選手

実際12月14日にセ・リーグ理事会で、巨人がDH制導入を提案するも却下。「野球は9人でやるもの」などの理由で、多数の賛同を得られなかったという。

「原監督が、並行して動いていたのが他球団の大物選手の獲得です。原監督は、球団から全権を委任されていますから思い通りに動けます。まず目をつけたのが、ヤクルトで『トリプル3(3割、30本塁打、30盗塁)』を3度達成している山田哲人と、今季『沢村賞』を獲得した中日のエース大野雄大です。

しかし水面下で動くも、両選手はヤクルトと中日に残留してしまいました。次に狙ったのが、井納と梶谷だった。同じセ・リーグからFA選手を獲得すれば、ライバルの戦力を削ぐことにもなります。メリットの大きい補強ですよ」(球団関係者)

だが、両選手の活躍を疑問視する声もある。

「今オフにエースの菅野智之がメジャーに挑戦すると思われるため、井納には穴を埋めてもらう構想のようです。原監督は『中4日でフル回転してもらう』と話しています。しかし井納が2ケタ勝利をあげたのは、プロ8年間で一度だけ。最多勝3回、最優秀防御率4回、最多奪三振2回を獲得した菅野と、同じ活躍を求めるのは酷でしょう。

梶谷は今季、打率.323、本塁打19とリードオフマンとして十分な活躍しました。ただケガが多すぎます。年間通じて試合に出られた年は、ほとんどありません。人工芝で身体への負担が大きい東京ドームでは、なおさら不安です」(同前)

原監督は、14シーズンでリーグ優勝9回、日本一3回のいわずと知れた名将だ。狙うのは日本一奪還。全権監督の執念は成就するだろうか。

  • 写真共同通信社

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