菅総理がヤケクソで打って出る「Go To 選挙」の可能性 | FRIDAYデジタル

菅総理がヤケクソで打って出る「Go To 選挙」の可能性

高支持率は一瞬で崩壊。取り戻すにはコロナ感染者の減少しかない  自民党内にも敵が増え始め、強引な決断を下した

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14日夜、「Go Toトラベル」の一時停止について取材に応じる菅総理。遅すぎた判断を擁護する声は、どこからも聞こえてこない  PHOTO:共同

「どす黒いまでの孤独に耐えきれるだけの体力、精神力がいる」

かつて麻生太郎副総理は総理の仕事をこう表現した。その言葉を菅義偉総理も改めて嚙(か)み締めているに違いない。

「ガースーです」

12月11日、ニコニコ生放送で菅総理はこう自己紹介し、それが地上波テレビや新聞でも報じられた。番組でインタビュアーを務めた政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が振り返る。

「番組の冒頭での『Go Toトラベルを停止しないのか』という質問に対しては『まだそこは考えていない』と返しています。そこを切り取られて報道されましたが、番組中に私がさらに問いかけると、『各首長と調整する』と発言が変わりました。私はこの時点で、一時停止はあるかもしれないと感じました」

菅総理が全国的な一時停止を決断したのは、翌日に行われた毎日新聞の世論調査がきっかけだったと見られる。

「発足当時は64%あった政権支持率が40%にまで下落して、不支持率と逆転しました。それ以前から専門家はGo Toトラベルを中止するよう提言していましたが、世論調査の結果を見て一時停止を判断したのであれば、国民の声が届いていなかったということになります」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)

菅総理はこれまで、携帯電話料金の値下げや不妊治療への助成、デジタル庁の創設など、国民の人気が高い政策を手がけてきたはずだった。しかし、肝心要(かなめ)の新型コロナ対策で、国民の姿がまったく見えていなかったというわけだ。

「菅総理は自分の派閥を持っているわけでもなく、党内基盤は脆弱(ぜいじゃく)です。支持率が高いうちは各派閥も従ってくれますが、危険水域とされる3割を切るようなことになれば、『ガースー』では選挙を戦えないと、『菅降ろし』が始まるでしょう」(政治ジャーナリストの安積明子氏)

死に体となる前に求心力を回復させるためには、解散総選挙に打って出て、勝利を収めるしかない。

「通常国会は1月18日から始まりますが、2週間で第3次補正予算を成立させれば、2月1日にも解散を打てます。7月の都議選と総選挙をできるだけ離したい公明党も協力できるギリギリのタイミングです。早期解散はここしかチャンスがありません」(前出・鈴木氏)

ガースー総理の「Go To 選挙」大作戦は成功するのか。すべては新型コロナの新規感染者数にかかっている。

『FRIDAY』2020年1月1日号より

  • PHOTO共同

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