仰天!紀州のドンファンの妻に浮上した「海外移住計画」情報
18年5月に怪死した紀州のドン・ファン事件。解決へのタイムリミットが差し迫っている。そんななか、本誌に驚きの情報が飛び込んできた。
「実はSさんが海外へ移住する計画を進めているんです。21年の4月には、向こうへ渡る予定です」
そう語るのは、「紀州のドン・ファン」こと資産家・野崎幸助氏(享年77)の妻・Sさんの関係者。ドン・ファンが怪死を遂げる以前から現在に至るまで、Sさんと連絡を取り合っている人物だ。
「事件後、すぐに東京で暮らし始めた彼女は、何度も引っ越しを繰り返してきました。海外移住を具体的に計画し始めたのは、20年の年明け頃からです」
事件後、県警による捜査は暗礁に乗り上げたかのように見えたが、実は20年の1月頃に進展があった。「ドン・ファンの家政婦」こと竹田純代さんら関係者を呼び出し、改めて事情聴取を始めたのだ。竹田さんは本誌の取材にこう語っている。
「今年(20年)の年明けに、和歌山県警の男女二人組の刑事から2日間事情聴取を受けました。聞かれたのは、社長(野崎氏)の自宅にあった掃除機について。どこで買ったのか。最後にいつ使ったのか。そういったことを細かく聞かれました」
聴取を再開した理由はなんと、掃除機から覚醒剤が検出されたからだという。事情聴取を受けた別の関係者が言う。
「刑事から掃除機の写真を見せられたんで、『何で調べているんですか?』と聞きました。そしたら『出たんです』と。『覚醒剤が?』と尋ねると、刑事ははっきりと頷きました」
そんな最中に、新型コロナウイルスの感染が拡大。和歌山県内でもクラスターが発生し、捜査もそれ以上の進展は見せなかった。前出・Sさんの関係者が言う。
「どうやらSさん自身も年明けに再び聴取を受けたようです。そして、海外移住を言い出した。すでに住居の目処もついたと聞いています。行き先ですか? ……ドバイですよ」
実際、Sさんはかつて、「何度もドバイに行ったことがある」と本誌に語っていた。馴染みのある土地で悠々自適な生活を送ろうとしているのだろうか。
繰り返される事情聴取に嫌気がさしたのか、それとも他に事情があるのか――。
いずれにせよ、重要参考人であることは間違いないSさんが万一にも海外移住したら、捜査はなおさら難しくなるだろう。タイムリミットは今年4月。残された時間は短い。
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- 写真:吉田隆
- 写真:等々力純生