東京五輪演出「野村萬斎退任」で割を食う市川海老蔵と白鵬 | FRIDAYデジタル

東京五輪演出「野村萬斎退任」で割を食う市川海老蔵と白鵬

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東京オリンピックの文化・教育委員会委員を務める市川海老蔵。息子である勸玄くんとの共演も期待されたが…

新型コロナウイルスのために延期され、‘21年に開催予定の東京オリンピック。その開会式・閉会式の“総合統括”という重責に就いていた、狂言師の野村萬斎が外れることが発表された。

野村を中心に、映画監督の山崎貴氏や歌手の椎名林檎らをメンバーとする7人の総合演出チームが編成されていたが、それらを解散。今後はクリエイティブディレクターの佐々木宏氏を新たな全体統括役とし、式を簡素化するという。

「佐々木氏は電通出身で、ソフトバンク『白戸家シリーズ』やサントリー『BOSS』のCMを手掛けるなど、広告業界では知らない人がいないほどの敏腕ディレクターです。‘16年リオデジャネイロオリンピックの閉会式で、当時の安倍晋三総理がゲームキャラクターであるスーパーマリオに扮し“安倍マリオ”を演出したのも彼でしたね」(広告代理店関係者)

12月23日に行われた会見に佐々木氏とそろって出席した野村は、

「非常に苦渋の決断ではあると思いますけれども、それが一番シンプルなコロナに対する対応かなと私たちは納得したつもりです」

と大人の対応を見せたが、表情は硬いまま。“事実上のクビ”ともいえる流れに終始、ぶ然とした姿が印象的だった。

「野村さんが統括に就任した最大の理由は、東京オリンピックにおいて日本文化を世界に発信すること。しかし、コロナ禍で海外からのインバウンドも見込めず、開閉会式は感染対策が最優先になった。そんな中での野村さんから佐々木氏への交代劇は、まさに“人を中心とした日本文化の表現”から、“人を極力減らしたデジタル化”への転換を行うということでしょう」(オリンピック関係者)

そんな方針転換のため、割を食う人たちが出てきそうだ。

真っ先に名前が挙がっているのが、‘20年に予定されていた“團十郎襲名”が延期になったままの市川海老蔵だ。

「海老蔵さんが開会式の目玉のひとつになることは、決定事項だった。オリンピック関連の行事にも積極的に参加していましたし、オリンピックに合わせて歌舞伎界の大名跡である“團十郎”を襲名。古典芸能の代表として檜舞台に立つはずだった。

ですが、演出面の最大の理解者だった狂言師である野村氏が外れたということは、海老蔵さんの出番が無くなったにも等しいこと。映像などでの出演はあるかもしれませんが、当初のようにド派手なパフォーマンスは期待できないでしょう」(スポーツ紙記者)

そしてもう一人、この開会式に向けて並々ならぬ意欲をみせていたのが第69代横綱・白鵬だ。だが、彼の出番もピンチだという。

「すでに横綱としてはピークを過ぎた白鵬ですが、土俵に立つことにこだわっている訳は、間違いなくオリンピックに出るため。長野オリンピックでは当時、横綱だった曙の土俵入りが行われており、当然、東京五輪でも行われるはずだった。白鵬にとってオリンピックといえば、亡き父であるムンフバトさんがメキシコ五輪のレスリングで銀メダルを獲得し、モンゴル初のメダリストとして祖国の英雄になった舞台。息子としては、同じ舞台に何としても立ちたいという思いが強いのです」(角界関係者)

すでに日本国籍も取得し、一代年寄として部屋を作る準備に余念がないという白鵬。11月の九州場所も含め3場所連続で休場しながらも、現役にこだわっているのはオリンピックのためだという。

「海老蔵さん同様、コロナ禍での開会式になり、規模縮小で横綱の土俵入りも無くなる可能性が出てきた。野村さんが演出統括から外れたということは、それら日本文化の発信ということを“二の次”にするというオリンピック委員会からの強烈なメッセージですからね。やる気満々だった2人にとっては、今後の成り行きをヤキモキしながら見守ることしかできないでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

今もって、開催すら危ぶまれている東京オリンピック。新型コロナウイルスは、大会に向けて準備をしてきた選手はもちろんのこと、それに関わる多くの人の運命を変えることになりそうだ――。

  • 写真つのだよしお/アフロ

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