隆盛を極める女子プロゴルフ協会が頭を悩ます「しぶこフィーバー」 | FRIDAYデジタル

隆盛を極める女子プロゴルフ協会が頭を悩ます「しぶこフィーバー」

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全英女子オープン優勝し笑顔で凱旋帰国する渋野日向子(‘19年)

‘21年度のツアー日程が発表された12月23日、リモート会見した日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長からは笑みがこぼれた。

「レギュラーツアー数こそ今期と同じ37試合予定も、賞金総額は単年で過去最高額の41億4000万円。その中にはツアー史上最高の賞金総額3億円という大会も含まれます」(スポーツ紙記者)

男子ツアーに対し、開催スポンサーからの人気度で圧倒的な差をつける自信からか、

「東京五輪男子ゴルフ競技が開催予定の7月最終週に新規大会を開催する方針で最終調整を進めているという仰天プランまで聞こえてくるありさまです」(前出・スポーツ紙記者)

まさに「我が世の春」とも映るが、そのJLPGAにしても頭を悩ませ、いらだちを隠せない事案が“有観客開催”の実現だ。

「コロナ禍の中でもゴルフ場は賑わいを見せていながら、昨年は37戦中14戦開催もすべて無観客でした。会場がいくら広くても、野球やサッカーのように観戦場所が一定ではなく、ギャラリーの『密』対策が難しい。

それでも小林会長は11月下旬、『来季ツアーは人数を限定したうえで実現を目指す』と積極的な姿勢を示し、12月3日には『日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン』を改訂したのです」(ゴルフライター)

ところが、来季ツアー日程発表の席で、JLPGA関係者の多くが「有観客開催」の話になると顔を曇らせた。

「12月10日から開催されていた『全米女子オープン』で、渋野日向子が復活したからですよ。もちろん誰もがメジャー2勝目の快挙を望んでいたが、それ以上に来季の米ツアー資格を獲得して欲しかった。

大人気の渋野が日本を離れれば損失にも見えますが、ニューヒロインが次々に生まれているのでそこまで痛手にはならない。渋野が4位に負けて落胆していたわけが、意外な理由で驚きました」(広告代理店関係者)

つまり、圧倒的な人気を誇る“しぶこフィーバー”が、有観客開催への最も高いハードルだという。それは、東京五輪聖火リレーで、政府が見送りを検討するなか、大会組織委員会が「密」回避対策案を検討している構図とダブる。

「昨年2月の聖火リレーのリハーサルで、女優の石原さとみを目当てに報道陣ばかりか、観衆が群がってしまった。現在、各自治体が観衆の制御が可能な公園を走るなどの案を検討中だが、渋野見たさのギャラリー対策に通じる妙案は聞かれません」(前出・スポーツ紙記者)

コロナは今、「第三波」「変異」と収束の兆しが見えないだけに、3月の開幕戦もまた、無観客開催となってしまうのか…。

「JLPGA側はかけ声ばかりで出費せず主催者任せの体質ですからね。報道陣のPCR検査代も自腹でした(笑)。それでも潤うだけに、有観客開催の道は険しいと思います」(同・スポーツ紙記者)

しぶこスマイルをライブで見られる日は、まだまだ先のようだ。

  • 写真REX/アフロ

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