菊池風磨、河合郁人…ジャニーズタレントの「芸人化」が止まらない | FRIDAYデジタル

菊池風磨、河合郁人…ジャニーズタレントの「芸人化」が止まらない

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バス旅などのバラエティー番組だけでなく、情報番組などでも活躍する「A.B.C-Z 」河合郁人(ジャニー喜多川氏家族葬にて)
バス旅などのバラエティー番組だけでなく、情報番組などでも活躍する「A.B.C-Z 」河合郁人(ジャニー喜多川氏家族葬にて)

いやー、腹を抱えて笑わせてもらった。

‘20年12月12日に放送された『すこジャニ~ルールだらけの旅~』(フジテレビ系)でのことだ。

SexyZone・菊池風磨、A.B.C-Z・河合郁人、SixTONES・田中樹、ふぉ~ゆ~・辰巳雄大の4人が、ルールに縛られた“罰則”付の九州旅行に。リアクション芸人さながらの、身体を張った笑いにチャレンジしており、“ジャニーズなのにここまでするか”と驚かされた。

「番組では“ヤバい”“マジで”“なんでだよ”などの言葉が禁止され、違反すると罰則が与えられました。芸人さんのように尻バットや電気ショックとかではなく、“うずらのゆで卵を食べさせられる”ところがジャニーズらしいユルさでしたが(笑)。ただ、絶叫マシーンに乗せられたり、船から海に落されたりと、アイドルらしからぬ言動に、ファンの間でも話題になっていましたね」(女性誌記者)

4人ともかなり面白かったのだが、中でも光っていたのはメンバーでは唯一、いまだにデビューできていない辰巳だ。

ところどころで最年長ながらデビューできていないことを自虐的に話して笑いを取っていたが、4人の会話をうまく“回し”ており、MC力の高さも見せてくれた。知名度という面ではデビュー組に劣るかもしれないが、今回の出演で視聴者に“爪痕”をしっかり残せたのではないだろうか。

それにしても、少し前には考えられないようなジャニーズタレントの“芸人”ぶり。ひと昔前にこんな企画をジャニーズ側に提案しようものなら、間違いなくテレビ局の上層部にクレームが入っていたはずだ。

そんな事務所の変化をいち早く体現していたのが、『ドッキリGP』(フジテレビ系)での菊池風磨だった。

仕掛け人がターゲットの芸能人に対し、ドッキリカメラを仕掛けるという昔ながらの構図なのだが、そこにはアイドルらしからぬドッキリが仕掛けられていた。

例えば、着替えたパンツに冷却液が塗られており、冷たさに悶える“下腹部スースー”や、濡れたら溶ける水着を着せられ、プールから上がったら下腹部が丸出しの“フルチン水泳”など、まさに“汚れ芸人”さながらの仕打ちだ。

ドッキリを仕掛けられたあとに発する「許せない!」という言葉は、菊池の決めゼリフにもなったほど。ツイッターなどのSNSでは、ジャニーズらしからぬ行為に賛否両論巻き起こったが、それだけ注目度が高かったということだろう。

これまでジャニーズのバラエティ進出といえば、SMAPなくして語れない。

それまでは“歌って踊れるアイドル”というのが事務所の絶対的方針だった。だが、彼らはそれだけでなく、コントや番組MCなどの道を開拓。そこに嵐や関ジャニ∞などが続き、人気グループとなっていった。

だが、菊池がやった“下腹部スースー”や“フルチン水泳”まではさすがにNGだった。ここにきてそれらが解禁になったウラには、事務所の方針転換があるようだ。

「やはりジャニーズ事務所の経営陣が世代交代したのが大きいでしょう。特に現在の社長であるジュリー藤島氏は、アイドル事務所から、いわゆる俳優もタレントもいる“普通の事務所”を目指していると言われています。ですから、生田斗真や風間俊介のような、未デビューながら俳優として活躍する人間はまだまだ増えてくるでしょう。

と、同時にデビューできないjr.たちの不満もくすぶっており、彼らの活躍の場も見つけなくてはいけない。役者だけでなく、今後はバラエティ番組においても、“芸人ばり”の笑いを取れる人材を送り込むつもりなのでしょうね」(芸能プロ関係者)

最近は何かと所属タレントの独立が話題になりがちなジャニーズ事務所。だが、この巨大事務所には、まだまだ眠っている逸材がゴロゴロいるようだ…。

  • 取材・文荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    ‘75年埼玉県出身。夕刊紙、女性週刊誌の記者、編集者を経て現職。テレビやラジオにも出演中

  • PHOTO結束武郎

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