BTS「ダイナマイト」聞き飽きた派が次に見るべきMV | FRIDAYデジタル

BTS「ダイナマイト」聞き飽きた派が次に見るべきMV

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MTV ビデオミュージックアワード(2020)で「Dynamite」を披露するBTS 写真:MTV/AFP/アフロ

2020〜2021年の年末年始にかけて、日本のテレビ番組にも出演し、多くのファンを魅了したBTS。

とくに、2020年夏にアメリカのビルボードホット100で初登場1位を獲得した「Dynamite」のMVは、現在7億PV超となり、日本の芸人や芸能人、アナウンサーまでもが、彼らの歌やダンスを真似した「Dynamite cover」動画をSNSで公開。この盛り上がりで、新たにBTSのファンになった人も多いはず。

その人気ぶりを示すのが、1月に相次いでニュースになったOfficial MVの再生回数記録だ。「Boy with Luv(feat.Halsay) 」は 11億PV、そして「Lights」は1億PV達成。どちらもキャッチーなMVなので未見の方にはぜひ観て欲しいが、BTSの音楽はまだまだ奥が深い。そこで、「Dynamite」でBTSを好きになった人に見て欲しい、オフィシャルYouTubeチャンネルBANGTANTVのオススメMV【ダンスパフォーマンス編】を紹介する。

1 「IDOL (feat.Nicki Minaj)」に見る7人7様の可愛さ

韓国の伝統的な舞踏の動きを取り入れ、ジャンプやキックを多用した激しい動きに目を奪われる、2018年発表の大ヒット曲。

アーティストでもアイドルでも、呼び方なんて気にしない。なぜなら、自分のことは自分が一番わかっている。「自分が、ファンが、ダンスが大好きだ」と、彼ら自身のスタンスを示すような歌詞で、BTSオンリーの「IDOL」はMV公開から4日で1億PVを突破している。

アメリカの人気ラッパーのニッキー・ミナージュとコラボした「IDOL (feat.Nicki Minaj)」では、間奏でニッキーの出演シーンが加わっているほか、最後に世界のBTSファンが曲に合わせてダンスをする「#IDOLChallenge」の映像も流れる。

メンバーが描いた絵が登場したり、極彩色のCG背景とダンスのユニークな組み合わせがあったりと見所が多く、7人7様の“かわいい”見せ場もたっぷりで何度見ても飽きない。

2 「DNA」に見る“黄金のマンネ”ことジョングクの美しさ

今年1月9、10日に開催された第35回ゴールデンディスクアワードで話題になった、最年少メンバー“黄金のマンネ(マンネ=韓国語で「末っ子」の意)”ことジョングクの金髪。

「DNA」のMVは、まだ少年の顔立ちをした金髪のジョングクが口笛を吹く、美しすぎるアップから始まる2017年のヒット曲だ。緩急のメリハリが効いた動き、サビの「DNA」で左腕を指さす特徴的なポーズ、そして手を繫いた7人が連結した滑らかな振り付けなど、一瞬たりとも目が離せないかっこよさ!

ベースはエレクトロ・ポップだが、口笛やアコースティクギターの音が耳に残るサウンドで、DNA(遺伝子)によって引き寄せられた宿命の愛を歌いあげるという、なんとも壮大なイメージの曲。原曲の韓国語版のほかに、日本語詞のJapanese ver.もあるので、聞き比べてもおもしろい。

3 「DOPE」に見る“職業コスプレ”シンクロダンス

デビュー3年目である2015年、「I NEED U」で様々な音楽番組で1位を獲得し、大きく注目されるようになったBTS。“超ヤベー”という意味の「DOPE」はその後続曲で、7人の動きがピッタリそろうクールで激しいシンクロダンスに誰もが目を奪われるイチオシ曲。

MVでは、青春を卒業した後の未来の姿というテーマのもと、7人がそれぞれ違う職業のコスチュームを着ているのだが、これがまたビジュアル的にとってもイイ!!

RMの将校(シーッのポーズがヤバイ)→ジョングクの警察官(超イケメン)→ジミンの会社員(書類とメガネを投げ捨てて、ネクタイをやや乱暴に緩める演技が最高すぎる)→J-HOPEのカーレーサー(ツナギ姿最高)→SUGAの軍人(似合いすぎ)→Vの探偵(半ズボン可愛い!)→JINの医者(驚く表情が♡)→全員(ネクタイ+スーツとか眼福)と、ワンカメラ、ワンカットで繋げて見せる映像のおもしろさも味わうことができる。

「嫌なものはNO!!!」と学歴偏重・格差社会への異議を声高に叫び、「今からかますぜ!」と圧巻のダンスを見せつけ、若者を鼓舞する“防弾(バンタン)スタイル”を象徴する曲でもあり、何年経ってから見ても「かっこいい」のが最大の魅力。パイロットやテニス選手など、韓国の音楽番組に出演した際に職業が変更されたバージョンもあるので、興味がある人はネットで探してみよう。

4 「Black Swan」に見るBTSの幅広い音楽性

ギターのもの悲しい旋律が印象的なEmo Hiphopサウンドに、ジミンのコンテンポラリー風のダンスを要所要所に組み合わせた、コアな音楽&ダンスファンにはたまらない1曲。

十分に “重苦しさ”を感じさせる曲調もさることながら、「音楽を聴いても心がときめかない。昔から怖れていたとおり、まるで死んだように時間が止まったようだ」とSUGAが歌う通り、彼らの苦悩を語ったブルーな音楽。世界が本格的なコロナ禍に突入した2020年3月に公開されているのも、妙な符号を感じる。

ファンの間では、MVの舞台はベルサイユ宮殿の一部をモチーフにしたと伝えられる、アメリカの「ロサンゼルス・シアター」だと推測されている、荘厳な雰囲気が漂う場所。黒と白の衣裳の切り替え、さらにジミンのダンスパートをモノクロ映像で挿入しつつ、BTSらしいカル群舞(動きが乱れなくそろったダンス)シーンはカラーで魅せるなど、もはや芸術の域だと感じる、BTSの新境地的な1曲だ。「Dynamite」とは対極の位置の曲であるため、BTSの幅広い音楽性を感じることができるはず。

5 「ON」Kinetic Manifesto Film: Come Primaに見る壮大なスペクタクル

30名のダンサーと12名のマーチングバンドを従えた7人が、広大なダムを背景に大規模で計算しつくされたダンスを披露する、大作感のあるMV。日体大名物「集団行動」のように、歩幅を合わせて行進するダンサー&マーチングバンドとの動きの交差の見事さや、曲の途中で歌がないダンスパート(ダンスブレイク)の激しくて力強い動きなど、グローバルアーティストに成長したBTSが持つ唯一無二の存在感を実感する映像だ。

2020年12月6日に開催されたアジアの音楽授賞式MAMA(Mnet Asian Music Awards)では、ソウルオリンピックスタジアムで、MVよりもさらに大人数のマーチングバンド&ダンサーと共にパフォーマンスを披露。曲終わりに盛大な花火があがるなど、度肝を抜く演出でファンを楽しませてくれた曲でもある。

「自ら美しき監獄に足を踏み入れ、痛みと共に生き、すべてを自分の血と肉にして、なにがあっても勝つ」と、傷つきながらも勝利をつかむために戦い続ける“戦士”のような心境を歌っており、与えられた道を運命として受け入れ、前を向いて進み続けるという意気込みがこめられているという。

年末年始、家でテレビを観ていても街を歩いていても、これでもかと「Dynamite」が流れ、「もう耳にタコができた!」という向きも多いと思うが、もう少し掘ってみる価値があるかもしれない。

  • 取材・文中村美奈子

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