睡眠薬を飲ませて昏睡の女性にわいせつ「27歳男の卑劣手口」

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薬物を使い知人女性に卑劣な行為をした林容疑者。睡眠薬を使ったわいせつ犯罪は後をたたない(手首まわりなど画像は加工しています)

仲間たちと、楽しくカラオケをしていたはずだった。だが、まぶたが重くなり女性の意識は急に遠のいていく。記憶はまったくない。気づくと、ホテルのベッドに寝かされていた――。

警視庁は住所不定、無職の林勇輝容疑者(27)を準強制性交の疑いで逮捕した。林容疑者は昨年7月に、20代の知人女性の飲み物に薬物を混入。意識を失わせた上で渋谷区内のホテルに連れ込み、わいせつな行為をした疑いだ。林容疑者は、取り調べに対し「弁護士に相談してから話したいと思います」と話しているという。

「事件当日、林容疑者と女性は知り合い5人で東京・渋谷のカラオケ店で飲み会をしていたそうです。女性は飲み会の途中からの記憶がなく、目が覚めるとホテルにいました。警察に通報して調べてもらうと、体内から睡眠作用のある薬物成分が検出されたとのことです」(全国紙社会部記者)

睡眠薬などの薬物を相手に飲ませ意識を失わせてわいせつ行為におよぶ「デートレイプドラッグ」犯罪があとを断たない。昨年12月には新宿区の会社員(30)が、就活中の女子大生にわいせつ行為をはたらき逮捕。千葉県でも無職の男二人(29)が、マッチングアプリで知り合った女性に睡眠導入剤を飲ませ、マンションに連れ込んだ事件が起きたばかりだ。しかし、それでもなお検挙されるケースは氷山の一角なのだという。

検挙しずらい事情

薬物に詳しいジャーナリストは次のように語る。

「18年に検挙された性交・わいせつ事犯5397件のうち、睡眠薬が使われたケースは47件に過ぎません。睡眠薬などを使った準強制性交・わいせつは、立証が難しいのです。

睡眠薬は摂取後、数時間から72時間で体外に出てしまい、証拠が残りません。薬物の中には警察署の検査キットには反応しないものもあり、科捜研レベルでの鑑定が必要な場合もあります」

実際には警察や病院に相談しても、鑑定さえしてもらえないケースも多いという。被害者は薬とアルコールの作用で一時的に記憶を失ったり、記憶が断片的で何をされたのかはっきりと証言できない場合が多いからだ。前述の千葉県の事件では、被害者は自分がわいせつ行為を受けたことすら認識していなかったという。

「スグに効果が出るように、複数の睡眠薬をブレンドするという悪質なケースもあります。またアルコールを併用することで、効き目が増強されるのです」(同前)

事件解決の分かれ目となるのは、「覚えていないけど何か違和感がある」という被害者の言い分を捜査機関がどれだけ信じるかにかかっている。「何かおかしい」と思ったら、早急に専門機関に相談するのが解決への近道のようだ。

  • 撮影蓮尾真司

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