進次郎の有力支援者が環境保護区で「巨大クルーザー施設」建設騒動 | FRIDAYデジタル
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進次郎の有力支援者が環境保護区で「巨大クルーザー施設」建設騒動

横須賀市のマリーナ運営会社『湘南サニーサイドマリーナ』が 市の許可なく、掘削工事を開始。勝手に土砂を投棄し、環境破壊

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’20年6月、小泉大臣は横須賀デザインのマイバッグを片手にレジ袋削減キャンペーンの発足式に登壇 写真:共同通信

神奈川県横須賀市の自然保護区をめぐって、ある騒動が起こっている。

横須賀市のマリーナ運営会社『湘南サニーサイドマリーナ』(以下、サニーサイド社)が’19年8月から、巨大クルーザー向け施設の建設を開始した。その工事が「環境破壊」だと指摘されているのだ。しかも、同社代表は小泉進次郎環境大臣(39)の有力支援者だという。横須賀市議の小林伸行氏が言う。

「サニーサイド社が巨大クルーザー向け施設を建設する区域が自然保護区の『県指定天然記念物天神島・笠島及び周辺水域』に重なっていることが判明しました。しかも、許可申請をする前に工事を開始していたんです。県と市も工事範囲に自然保護区域が含まれていることを確認しないまま、掘削と消波提設置を黙認していました。

これは保全すべき区域内で土砂の掘削工事をしたということになり、生態系への影響は計りしれません。また、周辺水域は豊かな漁場でもありました。しかし、保護区域内で掘削された土砂が漁場に投棄されて漁獲量が減少するなど、すでに悪影響が出始めています」

小林市議が神奈川県と横須賀市に確認したところ、次のような回答が返ってきたという。

「市が許可を出した工事範囲が自然保護区域にかかっていることはほぼ間違いないと思っている。県と確認を進めるとともに、対応についても県と協議する」(横須賀市・水産振興課)

「工事範囲と自然保護区が重なっていたため、条例に基づき、対応を横須賀市の文化財担当とも協議している」(神奈川県・文化遺産課)

しかし、1月中旬に本誌が現場を訪れたところ、工事は依然として続けられていた。小林市議が続ける。

「サニーサイド社代表は小泉氏の長年にわたる有力後援者です。会社の入口など目立つところに小泉氏のポスターが貼ってあります。小泉氏が代表を務める自民党支部に30万円の献金をしており、関連会社の名義で小泉氏と親しい県議の政治団体に50万円の献金を行っていました。

そういう事情もあってか、神奈川県と横須賀市は行政処分を行って、建設工事を中断させることができるのに、何も対応をしていないのではないか。県と市が小泉氏に忖度(そんたく)をして、サニーサイド社が工事を続けることを黙認しているようにも思えます」

自然保護区域内での工事は原則許されない。公益財団法人日本自然保護協会の大野正人氏がこう解説する。

「’65年に天神島と笠島が三浦半島の代表的な自然海岸として天然記念物及び名勝に指定されました。半世紀にわたり保存されてきた非常に価値のある区域なのです。豊かな生態系を持ち、昭和天皇が新種のウミウシを発見しています。

その水域内でクルーザー施設などの建設を行えば、潮の流れが変わり、海底環境が大きく変化します。自然保護区はそのままの状態で保存しなければなりません。それを変えてしまうこと自体が環境破壊に該当するのです」

1月19日、サニーサイド社に取材を申し込んだところ、「何もお答えすることはありません」と回答を拒否。続いて、自身の地元で環境破壊が起きている事実についてどのように対応するのか、と小泉大臣の事務所に質問状を送付した。しかし、期日までに回答はなかった。

環境大臣のお膝元で後援者が環境破壊をしているとすれば、冗談で済まされる話ではないだろう。

サニーサイドマリーナ社による建設予定地。すでに大型クルーザーが停泊している。写真左部の消波提が自然保護区内に侵食している
重複部分には消波提と停留施設がすでに設置されている。また自然保護区で土砂を掘削、投棄している

「FRIDAY」2021年2月5日号より

  • 写真共同通信(進次郎)

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